皆さんこんにちは、孤独ソロキャンパーです。
今回は12月に毎年訪問している「毛呂山町ゆずの里オートキャンプ場」へ、ここのソロサイトが私のお気に入りなのだ。そしてこの時期来る意味は・・・キャンプ場の名前の通りこのあたりはゆずの産地で、驚くほど安く購入できるのだ。ゆず湯に正月料理と、この時期ゆずは欠かせない!
そんなゆずを買いに来たついでのキャンプ・・・いや、キャンプついでにゆずを買いに来たのだ。2024年12月14日(土)14時過ぎにチェックイン・・・すると来場ポイントが溜まっていたようで、キャンプ場内で使える1000円分のクーポン券をいただけた!これはウレシイ!「薪の購入にも使えますよ」と言ってくれたが私は薪にお金を使わない派、何に使おうか・・・売店を物色し目星をつけて一度管理棟から離れることに。

そして荷物を背負ってプチ登山し、お気に入りのソロサイト3へ。右上はソロサイト1&2のあたり。


このサイトは下のオートサイトとは別世界で、クルマは入れないがまわりのキャンパーとも距離が取れる。

今回はテント、DDハンモックのAフレームテントを使うことに。

バシッと張ることができた!

出入り口をポールで立ち上げ周辺のものも適当に置く。左のタープはソロサイト1&2の目隠しとして(意外と見えるので)。
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そして管理棟に戻り早速先程の1,000円クーポンを使わせてもらう。購入したのは地元産の桂木ゆずを使った「ゆず味噌(500円)」と同じく桂木ゆずを使った「桂木ゆずエール(720円)」だ。Wゆずセットを購入したのだった。味噌はちょうど今晩のメニューに使いたかったが、持ってくるのを忘れていたのでちょうど良かった!

ゆずエールは栓抜き・・・が無いので、レザーマンのマルチツール「ウィングマン」を使うことに。いつもキャンプの時に持ってきているのではあるが、ほとんど使ったことがないので今回は役に立って良かった!
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栓抜きで無事オープン!・・・そのお味は・・・正直ゆずをあまり感じなかった(汗)!う~ん、個人的にはコクもあまりなくそんなに美味しいとは思わなかったかな(いいお値段の割に)。

さて、12月となれば日が暮れるのもあっという間、そして日暮れとともに寒くなる!早速焚き火を開始する。

今日のメニューは肉づくし!右は埼玉県東松山市でいう焼き鳥「豚カシラ肉」だ。そして左はスーパーで70%OFFになっていた国産黒毛和牛のすき焼き肉を冷凍保存しておいたものだ。ちなみに真空パックになっているのは、私が冷凍保存用に処理したもの。真空パックにするマシーンを購入したのだ!これがあると冷凍焼けしにくく、さらにキャンプでゴミを減らすこともできると思い購入したのであった。
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そして今回初登場のギアがこちら、南部鉄器の鉄瓶だ。私は南部鉄器が好きで「OIGEN」の鉄器を複数所有しており、ソロキャンプでも何回か登場したことがある。しかし鉄瓶は持っていなかったので、ほしいな~と思っていたその時!仕事で盛岡に出張した際訪れた場所の目の前に、なんと南部鉄器メーカー「岩鋳」の本社工場があったのだ。そこにフラ~と吸い寄せられ・・・購入したのがこの鉄瓶だ。
こちらは元岩鋳の作家であった方が独立し立ち上げたブランド「空間鋳造」の鉄瓶egg大というものだ。岩鋳のおっちゃんが丁寧
に説明してくれ・・・買ってしまったものだ。工場生産ではなく作家手作りの南部鉄器はこれが初めて。

そんな鉄瓶を惜しげもなく焚き火でファイヤー!古来鉄瓶は薪や炭火で使われていただろうから、これで沸かす湯はウマいに決まっているだろう。そして頂いたのは焼酎のお湯割り。そのお味は・・・トゲトゲしさがなくまろやかな味わい!これは・・・はっきりと味の違いがわかる!そのままお湯で飲んでも明らかにまろやかだ・・・これはいいものを買うことができた、家のガス台で沸かしても、お湯の美味しさを感じることができた。
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そして焼鳥の部へ。こちらが豚のカシラ肉、熾火でじっくりと焼いていく。

そして先程購入したゆず味噌をつけていただく。正式な東松山の食べ方では辛味噌をつけて食べるのだが、その代用として真逆の甘めなゆず味噌を使用した・・・のだが、これはこれで美味かった!この味噌はしっかりとゆずが香り、豚カシラ肉に華やかな香りを添えてくれた。
やきとりやきとりと聞くと、鶏肉を焼いたものを思い浮かべます。しかし、東松山市のやきとりは、豚のカシラ肉を炭火でじっくり焼いたものをいいます。

そして本日のメインはこちら、すき焼きだ。国産黒毛和牛にネギ、焼き豆腐、しらたき、春菊を入れて。ちなみにタレは持っていた醤油をベースに酒と味醂、砂糖で甘さ控えめな割り下を作った。国産黒毛和牛は・・・70%OFFとは思えない柔らかで味わいのあるモノだった!200gで2,500円が・・・750円!でも美味しさは変わらず!最高ですな~!
しかし200gはとても食べきれず&シメのうどんにもたどり着けず(汗)。豚カシラ肉がボリュームあったな~。という理由で明日の朝食でうどんすきにすることとし、就寝準備へ。10時過ぎに眠ったのだが・・・ん???どこからか地響きのような音が・・・これはまさか・・・そう、イビキだ(汗)!なんということか、前々回のニューサンピア埼玉おごせソロキャンプ場、そしてサンアメニティ北本キャンプフィールドに続き3回連続でイビキに悩まされる夜(汗)。イビキはソロサイト2から響いてきていた。これだけ離れているのに・・・(耳栓装着)・・・ZZZ。

さて、耳栓装着後は快眠、朝5半すぎに起床。明るくなったらすぐ行きたい場所があるのだ。そこは上の画像の奥・・・私が麓でお世話になっているこのキャンプ場の裏山「牛頭山(ごんずやま)」である。この牛頭山、せっかくいつもキャンプしているのだから、いつか登ってみたいなと思っていた山だ。しかし、ヤマップなどのサイトを見ても情報が少ない。その中で出てくる情報は、とんでもない急登で道がわかりにくいというものばかりであった。それは・・・興味津々!

とキャンプ場を抜け出し登山へ!キャンプ場を一度出て、南側にあるゴルフ場の方へ向かう。

ゴルフ場の池の堤体の横の階段を登っていくらしい。私はダム(流れのない水が溜まったところ)が苦手なので、ここも正直嫌~な感じが漂う(汗)。

そして入った山は・・・道がない???どこに進めばいいのだ???しかも・・・めちゃくちゃ急なんだけど!!!これは登れない、と諦め一度ダム横階段あたりまで戻ることに(汗)。

うーん、わからん・・・普通ならこの時点で諦めるべきなのだろうが、登ったという人の情報がある以上登れるはずだ・・・と、諦めればいいのにやめないから、とんでもない山に登ることとなったのであった・・・人生一ヤバイ山であったことだけはここで報告しておく・・・(詳細は別の記事で報告!)。

・・・と、無事に下山はすることはできた・・・恐るべし牛頭山!!!


キャンプ場に戻り朝食、牛の頭・・・ではなく国産黒毛和牛のうどんすき!もしや・・・牛頭山の麓で牛を食べたから、牛頭山に祟られたのか???とも思ってしまった(汗)。

最後に温泉玉子をトッピングしうどんすきをいただく。もっちり太麺が国産黒毛和牛をしっかりと吸い込み、とても美味しい朝食となった!牛さん・・・ありがとう!成仏なさってください!!!このうどんは埼玉県蓮田市、このブログでも「蓮田裏庭キャンプ場」へ歩いて訪問した際に立ち寄った「岩崎食品工業」で作っている「極太うどん」だ。このうどんは多少煮込んでもコシが無くならずねっちりっと美味しいので、このような煮込み系にピッタリ!埼玉人は近所のスーパーでも手に入るので、玉っ子のワタシも普段からお世話になっているものだ。
商品紹介|岩崎食品工業埼玉県蓮田市で製麺業を営む岩崎食品工業のウェブサイト。埼玉名物肉汁うどんをはじめとする岩崎食品工業の商品ラインナップをご紹介します。www.iwasakifoods.co.jp

食後のデザートは缶しるこ。このままではもちろん冷たいので・・・

焚き火で温める。これだけでも焚き火を使うと美味しく感じてしまうのだ!
と、恐ろしい山から生還し温かいものを食べると、もうチェックアウトまであと1時間、ササッと撤収してキャンプ場と牛頭山にお別れをするのであった。
さて、それでは最後にまとめを。
■いいところ
1年ぶりの訪問と間が空いてしまったが、やはり過ごしやすいキャンプ場だ。ファミリーで賑わうキャンプ場とは思えない程に隔離されたソロサイトは、私のような孤独派でも使いやすい。そしてこんな環境が都心近くにあるのでやはり大人気!この日も寒い冬にも関わらず全てのサイトが埋まっていた。
ソロサイトでも差別なく気持ちの良い対応やサービスをしてくれるのもウレシイ。そして地味に炊事場でお湯を使えるのが、この寒い季節にはうれしかった・・・とついついワイルドでは無いことをしてしまったり(汗)!
また、今回の訪問のお目当てでもあったゆずに関しても、近所の無人販売や直売所でいいものを手に入れられたのもウレシイ!
そして5回の訪問で1000円OFFクーポンというのもうれしかった。というのも、私は実はこのキャンプ場の売店ではよく買い物をしているのだ。地元産の野菜や加工品などを置いてあり意外と面白いからだ。今回は奇跡的に買い忘れた味噌の代わりになるゆず味噌を手に入れることができた。
■イマイチなところ
ソロサイトに限って言えば、今回はファミリーがソロサイトに散歩にきてジロジロみるようなこともなく、快適に過ごすことができた。よるイビキが響いてきたのはこのキャンプ場のせいでは無いのでマイナスポイントを付ける気はないが、高低差のあるソロサイト1・2と3なのに、お互いが見えてしまうのは少し改善してほしいかな。もしかしたら夏場は木々に葉が茂り見えないのかもしれないが。
明るい時間はファッミリーが多いので、子どもたちの奇声が響いたりはしているが、日が暮れるとみんな静かに過ごしていたのでこちらも気になるようなことは無かった。
■個人的反省点
今回の反省点は肉ばっかりのメニューだと思う。何も考えず家から持ってきたものだったので、すき焼きと焼鳥というわけのわからないメニューになってしまった。しかもメインのすき焼きに辿り着く前にそれなりにお腹いっぱいになってしまった。
メニューのバランスは考えなければならない。食べたいものだけをセレクトしてしまうとこんなことが起きてしまう(汗)。肉のメインがあるのであれば、その前のメニューは野菜を中心に軽いものにすべきであった。まあ、とはいえ翌朝に繰り越して無駄にすることは無かったのは不幸中の幸いだろう。
食のバランスというのは大切なものだ。肉ばかりだと消化に悪く、特にキャンプ場でお腹の調子を崩したりしてしまうと厄介だ。特にソロキャンプでは代わりに片付けをしてくれる人もいないので、気をつけなければならない。
あと、今回初使用した鉄瓶は思った以上にいいものであった。お湯の味の違い・・・なんてわからん!と思っていたが、明らかなさを感じるほど美味しかった。これは盛岡から担いで持って帰ってきた価値があった(新幹線だったのであまり重いものは持ちたく無かった(汗))。お湯の刺々しさがなく、柔らかな感じ・・・と口で説明しても意味不明だろう。これは飲んでみなければ違いはわからない。
キャンプはこういう家では味わえない物や事をできるのが魅力だ。焚き火での調理も明らかにガスコンロとは違う。そしてその焚き火で沸かすお湯も違う。もっと言えば、暖かさという点でも電気ストーブはもちろん、ガスや石油ストーブとは違う魅力がある。熱いのではなく温かいのだ。オレンジの炎の力、自然の炎の力はすごいと思う。この焚き火での調理をするだけでもキャンプする価値を感じる。火を起こすのは大変で火力の調整も大変・・・そして後始末も大変。そんな大変なものでもやりたくなる・・・そのためには努力を惜しまなくなるものだ。それほど魅力がある焚き火の世界なのだ。
さてさて、焚き火を語ったところで今回はこのへんで。次回は、今回の登った恐ろしい山(笑)、牛頭山の壮絶な登山の様子を報告!お楽しみに~!
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