皆さんこんにちは、孤独野営人です。
今回はキャンプの回、最近お気に入り、栃木県佐野市にある「DANRANアウトドアフィールド」へ。
このキャンプ場は住宅街にあるにもかかわらず、野営感のあるソロサイトがある。
手軽に訪問でき、かつプライベート感のあるサイトなのでウレシイ。
今回のサイトは、昨年9月末に訪問しブヨの大襲来に悩まされた「野営3」サイトだ。

3月上旬ならさすがに大丈夫だろう
・・・というのは甘かった!
この日の気温はなんと20度超、ブヨたちがお待ちかねだった(汗)!
しかし前回ブヨと戦い奴らが嫌いなものをこっちはすでに知っている・・・
それは焚き火の煙だ。

早速焚き火を始める・・・
すると、あっという間にいなくなった!
焚き火、効果てきめん!!!

今回はハンモック泊だ。
まだ3月だが、今日は暖かいし!
そして何より手軽なのが魅力だ。
5分もあれば設置できてしまう。
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はい、設置完了!
ちょっと木の間が広かったけど、問題なさそう。

しかし暑い!
日差しがかなり強いので、タープで日除けを・・・
しかし冬の日差しの角度だと日よけにならない(汗)!
まあ、あと少しで日没だしガマンするか!

横から見た図。
保温性の高いインナー、ミズノのブレスサーモ
・・・暑くてたまらないので脱ぎかけている。

ちなみにこのキャンプ場の木々の向こうは住宅街。
でもさほど気ならない。
生活音は結構聞こえてくるが。

さて、今夜のメニューはおでん。
今回は仕込んだおでんではなく、ここで調理するので早めに料理開始!
まずはおでんをカットし下茹でする。
5分くらい下茹でしたほうが味がしみやすくなる。

左側はこんにゃく。
食べやすい大きさにカットしてから串を刺してアク抜きのため下茹で。
串を刺したほうがキャンプだと食べやすそうかと思った。

2種の下茹でが済んだところで、おでんだしを作ってネタを投入。
おでんだしは家でとって冷凍しておいた昆布だしを持参。
ちなみに鍋が2つあるのは、小さくて入り切らなかったから。
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さて、この状態でしばし煮込む。
その間は火の面倒を見ながらハンモックでゆらゆらしたり・・・。
1時間ほど煮込んだところでやることが無くなったので、
ちょっと飲みながら、おでんがいい感じになるのを待った。

そして2時間ほど経過、手作りおでんが完成!

出来上がりの図。
大根とこんにゃくの他に、玉子、厚揚げ、タコを入れた。

大根はシミシミ、柔らかく美味しい!
本当は丸い状態で入れたかったが、場所を取るため半月状にした。

こんにゃくはプルンとしつつも煮たおかげでキュッと締まり、こちらも美味しかった。

そしてたまご。
ちょっとズタズタになってしまったが、
しっかりと味がしみてうまい!

厚揚げもいい感じ!

そしてタコ。
これは私の好物だ。
煮込んで柔らかくなったタコはまた違う美味しさがあり好きだ。
私の好きなネタトップ5のみという超個人的好みなおでんだった。
ちなみに日が沈むとそこそこ冷えて来たので、おでんが美味しい気温で楽しめた。
はんぺんも持ってきていたが、鍋に入り切らないのでやめた。

食後のデザートはデコポン(ひのゆたか)!
こちらは来る途中に立ち寄ったスーパーで、あまりにも美味しそうで買ってしまったもの。

これが超美味かった!
皮が薄く食べやすい上に濃厚な味わい。
柑橘らしい爽やかな甘さで食べやすく、あっという間に平らげてしまった。
食後・・・時計を見るとまだ8時半くらい。
さすがに寝るのには早いので近所を散歩した。
近所・・・というのは住宅街、変質者と思われないように注意しなければ(汗)!
そして戻ると9時過ぎ、就寝準備をして10時前に寝た・・・ZZZ。

翌朝は5時半頃に起床。
本当は登山に行きたかったが、先週から膝の調子が悪いので諦めることに。

アンダーブランケットを忘れてしまったので、深夜になると寒かった。
持ってきたが使わなかったダウンジャケットとブランケットをクルマから出しハンモックに敷いて改めて寝た。
流石にまだ3月、ペラペラのナイロン一枚ではいかに寝袋がいいものでも寒かった。
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お守りはさすがにゴミとして捨てられなかったので、機会を見て神社に持っていこう。

歩いていると、小高い丘の上に神社が。
八幡宮・・・とだけある(後に調べたら堀米八幡宮というらしい)。
登山を諦めた変わりに、この階段を登ってみるか!
★後にこの神社を調べたら『堀米八幡宮』という神社だった。
佐野にあった唐沢山城を築いた藤原秀衡が勧請したという。
この丘はこの先県道で分断されているが、唐沢山方面へとつながっている山の一部だ。
ひょっとしたらここは唐沢山城へ向かいルートの一つだったのかもしれない。
その場合は、今回キャンプしているキャンプ場の山を通っていくこととなるだろう。

階段をのぼり拝殿の近くに行くと・・・石垣となぞの建築物のトンネルが・・・。
これはなんだろう???
城の門のようにも見えなくはない。
山門かな?
異次元へと続くトンネルのように見えて怖かったが、
特に何事もなかった。

拝殿横に空き缶が!
確実に異次元のものではないので、少し安心し拾った。

神社の裏手を見ると、奥宮のようなものが見える。
まだ先があるようだ、行ってみよう!

奥宮前から木々の間の眺望。
けして眺めが良いわけでは無いが、昨年夏に登って熱中症になるなどエラい目にあった大小山が見えた(山肌に「大小」の文字)。

キャンプ場に戻り朝食の準備。
ご飯を炊きつ昨日の残りのおでんを温める。

こちらは先日の伊豆遠征登山の際、伊東の干物屋さんで購入したムロアジとエボダイ。
熾火でじっくりと焼く。
これぞ焚き火ならではの味を楽しめる調理!

干物とおでんセットできあがり!

ムロアジは肉厚&身がしっかりとしていて、食べ応えあり!
味にウマさが凝縮した干物でうまい!
エボダイは繊細な味ながらもエボダイらしい香り、柔らかな身でこちらも美味しい!

こちらはおでんの残り、厚揚げと大根がメイン。
昨日よりさらに味が染み込んで美味かった!

こちらは焼きおにぎりではなく、頂き物の豆大福を焼いたもの。
食べきれず固くなってしまったものを、熾火でで20分くらいじっくり焼いた。
こんがりパリパリに焼き上がった。
だが餅は柔らかさが復活して、カリフワなウマさ!
これぞ焚き火で焼いたウマさ!
と、のんびり朝食を味わっていたらもう9時半!
しかし、ハンモックは撤収もあっという間。
10時前には片付け終了。
国道122号線をのんびり2時間かけて帰玉するのであった。

■いいところ
過去にもこのキャンプ場のメリットとして上げているが、近場で気軽に来れるのに野営サイトがあるのがウレシイ。
そして料金も良心的。そしてトイレがキレイ!
なにか足りない物があっても、すぐに近くに買いに行ける。
初心者にも優しいキャンプ場だ。
■イマイチなところ
手軽な反面大自然感は薄い。
そしてすぐにものが近くで買えてしまうのは、あるもので工夫するというブッシュクラフトの真髄的な楽しみを失ってしまうかもしれない。
今回、ランタンのオイルを忘れてしまった。
しかし、クルマで5分でホームセンターに行けてしまう。
買ってしまえばいい。
そんな誘惑に負けてしまいそうになる。
結局購入せずに、LEDランタンのみで過ごしたが。
しかしここのキャンプ場に求めるのは手軽さ。
すぐに来れる、高くない、そしてそれなりの野営感がある。
この感じがこのキャンプ場の魅力だ。
本物を求めるなら、他に行ったほうがいいだろう。
■個人的反省点
今回はランタンオイルのほか、大きめの鍋を忘れてしまった。
結局購入はせずにあるもので済ませた。
チタンポットを2つ持ってきていたので、おでんはこれでまかなえた。
そしてアンダーブランケットを忘れた。
これもダウンジャケットとブランケットを敷くことで代用した。
このように工夫して難局を乗り越えるのが、野営感ある楽しみだと思う。
もちろん快適ではない。
ダウンジャケットは袖やフードがあるので、背中に当たり不快であった。
しかしあるものでやりくりする、工夫する楽しさこそ「サバイバル」の楽しさだと思う。
創意工夫で命をつなぐ・・・とキャンプ場ではそこまでの状況にはならないが、
その疑似体験をするのがキャンプ場、特にこの手軽なキャンプ場の楽しみ方だ。
本物を求めるのであれば、本物を楽しむ場所に行ったほうがいい。
ここの魅力は「手軽に疑似体験」だ。
大自然の中で野営を楽しんだほうが面白いに決まっているが、
遠くお金がかかるし、初心者ではいきなりそこで野営するのはリスクがある。
しかしここは初心者でも命をかけて野営することにはならない。
困ってもすぐに助けを呼べる。
そんな魅力を理解し楽しんだほうが、変にタブーを作ることなく楽しめるのだ。
自由にソロキャンプを楽しみたい。
そう思って初めているのに、自分で制限を作って自分で不自由にしてしまっては元も子もない。
本当の自由は自分の内面との戦いだと思う。
自分の中に閉じこもらずに殻を破り、新たなチャレンジをすることこそ自由なのだ!
と、いつも通り理由のわからない展開になってきたのでこのへんで今回はおしまい!
次回もキャンプ、今シーズン最後になるだろう雪中キャンプを求めて!
お楽しみに~!!!
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