紅葉に囲まれて!サンアメニティ北本キャンプフィールド

サンアメニティ北本キャンプフィールド

みなさんこんにちは、孤独ソロキャンパーです。

今回は何度も訪問しているホームキャンプ場の一つ、「サンアメニティ北本キャンプフィールド」に初めてツレを連れての訪問。手軽に使えるこのキャンプ場をツレに知ってもらい、キャンプのハードルを下げてもらえればとも思っている!2024年12月7日(土)、キャンプ場近くのヤオコーで少し買い物をして・・・キャンプ場に向かったものの、ちょっと時間が早かったため、前から気になっていたキャンプ場近くにあるドーナツ屋さんに初めて立ち寄ってみる。

こちらでコーヒーとドーナツを購入。コーヒー250円、ドーナツ150円、合わせて400円のおやつセットと思うとなかなかお手頃!そのドーナツのお味は、揚げてあるとは思えないほど油っ気がなく(米油を使っているとのこと)、しかも甘さも控えめでとても私には食べやすい(砂糖ではなくてんさい糖を使っているとのこと)。甘さ控えめでもほんのり甘い香りがして、その香りで甘さを補い満足できてしまう感じ。これは思いがけずいいドーナツに出会った!

柴ドーナツ&ドッグラン 豆柴店長と黄色の車の埼玉県北本市テイクアウトの店柴ドーナツ&ドッグランは埼玉県北本市にある黄色い車が目印のお店です。

と、道草をして3時過ぎくらいにキャンプ場へ向かいチェックイン。今回は初めて使うNO.5サイトだ。すぐ横にサイトがあるのはどこも変わらないが、ココは3方他のサイトに囲まれていた。

 そんなサイトに行くとハトがお出迎え。どうやらここがお気に入りのようで、しばらくここにいてくれた!

今回はソロキャンプではないので、少し大きめのコールマンのワンポールテント『エクスカーションティピーⅡ 325』を持参。2人でキャンプするとき専用にしているものだが、ワンポールテントは真ん中にポールがあるのが邪魔。これのせいでとても広い室内のはずなのに狭く感じてしまう。それを解消する二股パーツを買ったので試してみることに。

 それがこちら↑。分かりにくいが、ようは2本のポールをV字を逆さまにした状態に使いでくれるパーツだ。これにより1本縦に立っていたポールが、テントの両脇から伸びるポールで支える形になるのだ。なので真ん中にポールがなく広くなるということだ!

コールマン(Coleman) テント エクスカーションティピーⅡ 325Amazon(アマゾン)

 こんな感じ。真ん中にはワンポール時代の名残のポールを支える突起物が残る。ちなみにこのテントはインナーが六角形なので、2つの頂点がしっかりとポールを支えてくれ、グラつくこともなくしっかりとテントを支えてくれた。コレは使える!

ちなみに使用したのはフィールドアの二股パーツ。コレを調べるとほとんど中国メーカーのものしか出てこない中、孤軍奮闘していたのがフィールドアだった。値段もたいして変わらず(購入時価格2,100円)、日本の会社として頑張っている!

FIELDOOR 二又化パーツ 【マットブラック】 先端ピン付きでタープも二又化 収納袋 ポール固定用ベルト付 ランタン穴 ポール ワンポールテント ツーポールテント ティピーテント 簡単 軽量Amazon(アマゾン)

 落ち葉と紅葉が美しいキャンプ場にしっかりと張ることができた。

 さて、二股化大成功の余韻が残る中取り出したのは、こちらのランタン。コチラは国産ランタンメーカー『別所ランプ(WINGED WHEEL)』のNO.350という小さなオイルランタンだ。別所ランプはWINGED WHEELとなり今も存在する会社ではあるが、今ではこのモデルは作っていない(手作りのおしゃれランプメーカーみたいになっている)。

日本製オイルランプ / FLAME SENSE by WINGED WHEEL“ロマンティックな灯りで日常を非日常に”  大正13年創業 株式会社WINGED WHEELによる日本製オイルランプブランドwww.flamesense.com

大正時代創業のランタンメーカーで、一時期はアメリカにも輸出していたという。しかし大量生産するほどの需要がなくなってしまったであろう末期に、これはきっと生産されたものであろう(別所ランプは2003年に一度解散している)。コチラはメルカリで倉庫から出てきたというホコリと汚れだらけの動作未確認品を安く購入したのだが、届いたものをキレイに磨き上げると・・・なんと未使用品だった!コレはお宝だ(とは言え価値がわかる人は少ないけど)!

本当は使わずに保管するのがコレクターであろうが、私は実用してナンボのだと思っている。少なくとも20年以上の時を超えて初めてつける灯りを今日楽しむのだ・・・。小さなボディにも火かかわらず、中々明るい・・・さすが実用性の高いランタンだ、ガンガン使い込んであげたくなった。この赤いボディもランタンが見つけやすいようにと、実用性第一の塗装なのであろう(火の用心のバケツや缶のデカい灰皿が赤いように)。ちなみにとてもコンパクトなランタンなので、ソロキャンプにピッタリだ。

スチール製 消火用バケツ 8L楽天市場1,980円

吸い殻入れ (水缶付吸殻入れS-1 頭部のみ) 灰皿 吸殻Amazon(アマゾン)

 さて、今日の着火は以前近くの公園で拾ったガマの穂を使ってみる。ガマの穂は江戸時代では炭化させて携帯の着火剤(炭化したガマの穂に火打石で火を付ける)としていたくらいに、優秀な火付け役だ。コチラは炭化させてはいないが、この綿毛がいかにも火がつきそうな感じを漂わせる。

 ファイヤースターターで火花を飛ばすと・・・なんと一発で火がついた!コレはすごい素材だ!ちなみにガマの穂は火付けだけでなく、布団の中に入れる素材としても使われたそうだ。『蒲団』という表記もあるくらいで、昔の暮らしにガマは無くてはならないものであったのだ。

しかしマッチの登場や綿の輸入などで存在価値が薄れ、いつしか日本の暮らしの中から消えてしまったのだろう(持論です)。うちの近所のガマの穂も、ひょっとしたら江戸時代に栽培されていたものが野生化したものかもしれない。ちなみにガマの穂はデカいフランクフルトのようで、秋から冬にかけてそのフランクフルトに触れると、一気に爆発して穂が綿のようになって飛び出してくる!

↓私の動画ではないが、他の方がガマを爆発させている様子

 さてさて、このキャンプ場には100円という激安のお風呂があるので、そこを利用してから夕食タイム。今日のメニューは博多モツ鍋。実は私は食べたことがないのだが、ツレのリクエストで初めて作ってみることに。

まずモツなのだが、一般的に関東人がモツというと味噌味のモツ煮を思い出す。もしくはこてっちゃん。この2つはどちらも豚のモツであるのに対し、博多モツ鍋は牛モツなのが大きな違いだ。この牛モツは関東ではなかなか売っていない、まず普通のスーパーでは無いだろう。私が見つけたのは、最初から目をつけていたうちの近所のお肉屋さん『富士屋』だ。ココは小さな店だがお肉のクオリティが高い上に安くそして何より親切だ。ここならあるかもと思い行ってみると・・・やっぱりあった!冷凍ではあったが、200gくらいのもので1パック700円程度(博多ではもっと安いのかもしれないが)!しかもモツ鍋の作り方まで付いているという親切さ(涙)!こちらで購入し、ありがたい作り方を見て下茹でを行い、持参したのであった。

富士屋 · 〒339-0082 埼玉県さいたま市岩槻区西原台1丁目4−91★★★★☆ · 精肉店maps.app.goo.gl

 そんなモツ鍋は・・・なんと、私が作ったモツ鍋用スープを持ってくるのを忘れてしまった(汗)!オリジナリティを出そうと、鶏ガラと昆布のWダシベースで醤油味に仕上げだものだったのだが・・・。仕方なく、ただの水に持っていた醤油と砂糖、そして飲む用にツレが持ってきてくれた日本酒(真澄)を加えて即席スープとした。

そのお味は・・・十分美味しかった!たっぷり野菜とモツから旨みが十分に出ていた。モツはコリコリした腸の壁の部分と、そのそばの甘みのある脂肪部分が絶妙なバランスで、あっさり目の醤油スープがとても良く合う。むしろ濃厚スープだとうるさいくらいだろう。たっぷりのキャベツとニラと一緒に食べると消化の悪いモツも消化しやすくなるし、そしてその野菜もうまい!寒い夜に鍋は最高だね〜と、真澄を飲みながら完食をするのであった。もちろんシメは中華麺投入してね(画像撮り忘れたけど)!

楽天1位 真澄 辛口生一本純米吟醸1800 酒 日本酒 地酒 産地 長野県家飲み お祝い 御祝お誕生日 ss楽天市場

 翌朝、気温は温度計でマイナス1度と結構冷えた夜であった。私は最強の寝袋(ナンガのオーロラ900DX)なのでヌクヌクであったが、ツレはナンガのオーロラライト450DX、少し寒かったようだ。私が持ってきていた湯たんぽ(マルカ湯たんぽ)を足元に入れ、さらに使い捨てカイロなどで何とかしのいだようだった。

(NANGA/ナンガ) 日本製シュラフ/AURORA 900DX/オーロラ 900DX (オールブラック) 使用可能限界温度 -16℃ (ロング)Amazon(アマゾン)

ナンガ(NANGA) オーロラライト 450DX レギュラー ゴールド/ネイビー(GLD/NVY)さかいやオリジナル別注モデルAmazon(アマゾン)

マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524Amazon(アマゾン)

 私は寒さよりも・・・やむことのない隣の人のイビキに悩まされた(汗)!凄まじい音量と延々と続くイビキに耐えられず、私は耳栓をして寝たのであった。キャンプに耳栓は必須アイテムだ!

 そんな朝は少し寝坊気味に6時半過ぎに起床。例のごとくキャンプ場抜出し散歩にツレを誘い出したのであった(寒くてイヤそうであったけど)。

 向かった先は以前1人で来た時に訪れて気に入った場所の一つ、高尾宮岡の景観地にある水源地と、そのそばにある厳島神社の弁才天。弁天様は水の神様でもあるので、水源地や湖、池、川など大切な水資源のそばにあること多い。紅葉したイチョウが積もっていい感じになっていた。

高尾宮岡ふるさとの緑の景観地|北本市貴重な自然があり、大宮台地の浸食により形成された谷や津つとそれを取り囲む斜面からなり、2カ所の湧水がある里山景観の総称。

厳島神社(弁天社)|北本市龍が杉の大木から昇天したという「龍燈杉伝説」があり、この杉が倒れた跡地にできた池に祀られた社。

 厳島神社そばの氷川神社と須賀神社に行って、もう一つのお気に入りの『北向き地蔵』へ。このお地蔵さんはとても良く願いを叶えてくれるそうで、そのお願いの仕方が面白い。まずは泥団子を作って備えてお願いをして、その願いが叶ったらホンモノのお団子を備えるというもの。なんとも優しいお地蔵さんだ(笑)!足元にはいくつかの泥団子が供えられていたのが微笑ましかった。

北向き地蔵|北本市畑のかたわら、仏像としては珍しく北を向いて立つお地蔵さん。「泥の団子」を供えて願いごとをし、願いが叶ったら「米の団子」を供える信仰が今も残る。www.city.kitamoto.lg.jp

 キャンプ場に戻り朝食準備。しかしあまり時間は無いのでさっさと炊飯!おかずは味噌汁とウインナーで済ませる。

 おぎのやの釜めしの釜で炊く米はうまい!今日もふっくら炊けました!味噌汁は昨日の鍋の残りのニラに玉子を入れたニラ玉味噌汁、これだけでもおかずになるな!

このキャンプ場は9時半チェックアウト、8時半からバリバリと撤収を行い、時間通りに出ることができた!

 そしてその後訪れたのは、こちら。ココは埼玉県川島町にある『遠山記念館』日興証券創業者の遠山元一の邸宅だ。収集家であった元一の収集物と、純和風の日本家屋を見ることができる。

遠山記念館_Toyama Kinenkan遠山記念館 田園の中に広がる美術館と昭和初期の邸宅、庭園が楽しめる癒しの空間です。www.e-kinenkan.com

 建物内部は純和風でありながら、随所にコダワリを感じさせる作りとなっている。豪華ではないが質素で美しい内装は、豪華以上に質の高さが際立っていた。外観も決して豪華絢爛という感じでは無く実質剛健な作りで美しい。しかし・・・デカい家であることは確かだ!

 庭も美しい・・・見た目だけの豪華さではなく「質素」という美しさ。それは質の高さがあるからこそ際立つその美しさ。美しさとは派手に着飾ったものではなく、そのもの持つ内面の上質さから放たれるモノ、ということをよく知っていた人だからこそ、たどり着いた美の姿なのであろう。

 そしてその後は埼玉県坂戸市にある台湾の方が建てたという道教の施設(お寺?)へ。台湾の個人の方が私費で建てたというものらしい(道教のお寺は個人が建てるものが多いとのこと)。

しかし・・・遠山記念館の後に観てしまうと、正直見た目だけの豪華さという感じで薄っぺらなものに感じてしまった(建てた方すみません!)。しかし一度は観る価値はあったと思う。道教というものを全く知らなかったので勉強にもなった。・・・ただ遠山記念館とセットで行くことは勧めません(汗)!

さてさて、長くなったので、サクッとまとめて終わりに。

■良いところ

サンアメニティ北本キャンプフィールドを初利用したツレの評価としては、大きなお風呂があることがかなりのポイントということだ。利用時間が短く17時~19時の2時間のみではあるが、100円で利用できる点はかなりの高ポイント。また、都心から近くチェックインが15時15分と遅いため気軽に来れる&翌日のチェックアウトも9時半と早いので、翌日を他のことに使える点も良い。

キャンプ場自体もこじんまりしている反面、トイレや水場に近く使い勝手が良いのもポイントだ。近くて安くて勝手が良い、という利点がいっぱいのキャンプ場だ。なので今回利用した冬でもファミリーに大人気であった。その反面ソロキャンパーもいたりと、様々なニーズに答えられているのも良いところが多いからであろう。

■イマイチなところ

サイトはそれぞれ広くない。ただ垣根があるのである程度のプライベート感は確保できているものの、隣との距離が近いため会話は丸聞こえ、お隣さんのいびきも響き渡る。

そして今回は紅葉の時期に恵まれたのだが、公園のような自然であって、本当の意味での自然という環境ではない。しかし夏に比べると静かな利用者が多く団体もいないので、冬はとてもすごしやすいというのも良くわかった。

■個人的反省点

今回の大失敗は、初チャレンジのモツ鍋のスープを忘れてしまったことだ。急遽間に合せでスープを作り美味しく食べることはできたものの、本来の味という意味では別のモノになってしまったかもしれない。ちなみにスープはもったいないので、冷凍保存し次のモツ鍋のチャンスに備えている!

失敗はつきもの、大切なのはその失敗にどのような対策を講じるかだ。失敗のまま終わらせては、せっかく失敗したのにもったいない。失敗した時こそチャンス、この時にどのような対策を考え行動を取るか・・・その対応次第でその人のスキルはぐんと上がるのだ。

今回は鍋スープが無いという失敗に対し、野菜のだし(野菜も美味しい出汁がでる、特にキャベツや人参、玉ねぎなど)を信じ、手元にあった調味料で対応した。これは失敗をある程度カバーできるもののとなった。そしてカバーができたのは過去の経験が活かされたからであろう。過去にスープやだしを取る経験を積んでいたから、急遽の対応が考えられ実行できたのだ。

過去の経験とはなんと大事なことであろう。どんな困難にぶつかっても過去の経験は力強い味方になるのだ。だからたくさん失敗して経験を積むことを恐れてはいけない。その分だけ力を付けることができるのだから!私のような凡ミスの多い人は、無駄に経験値を上げたりしてしまうのだ(笑)!

さてさて、今回のサンアメニティ北本キャンプフィールドはこのへんで。次回は翌週、毎年12月には必ず訪問しているあのキャンプ場へ!お楽しみに!!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました