皆さんこんにちは、孤独ソロキャンパーです。
今回は2024年のキャンプ納めとして、栃木県那須塩原市にある『那須高原ITAMUROキャンプ場』を訪問。2024年12月29日、快晴に恵まれた朝自宅をスタートし一般道のみで那須塩原市へ。キャンプ場近くの『スーパーいけがみ』でチョイっと買い出しのあと、キャンプ場へ向かう。しかし・・・快晴だった天気が、キャンプ場に近づくにつれ雪に(汗)!

恐らく日本海側では大雪、しかし関東では雪雲が越後山脈やそれに続く那須岳などに阻まれて快晴なのだけど、那須岳近くに寄ると雪が舞ってきているようだ。昨年近くにある『プライベートキャンピングサイト那須』訪問の際も同じように雪が待っていたな・・・と思い出す。しかしその雪は舞っているだけで積もることはなかった。『(前半)誰もいない別荘地に一人!プライベートキャンピングサイト那須』皆さんこんにちは!孤独ソロキャンパーです。 今回は2024年一発目、キャンプ初め!訪れたのは栃木県那須塩原市にあるプライベートキャンピングリゾート那須という、…ameblo.jp

しかし!さらに標高が高い那須高原ITAMUROキャンプ場では・・・がっつり積もっていた(汗)!何ということだ、雪の準備など何もしていない。いつも通りのキャンプ準備だが大丈夫だろうか?もしやとクルマのタイヤだけはスタッドレスに履き替えてはいたけど・・・コレは・・・楽しいキャンプになりそうだ(笑)!
管理棟でチェックインするが・・・どうやら予約したオートソロサイトは私以外の方は全員チェックインしているようで、使用するサイトは空いている1ヶ所(場所は現地で確認)とのこと。しかし今日は川側の山林ソロサイトは誰もいないというではないか!コレは・・・誰もいない場所に行きたいに決まっている!「現地を見て振替えたければ電話で連絡くれればいいですよ」と言ってくれたので、山林ソロサイトを見てみることとした。

コチラはオートソロサイト、トイレや水場が近くにあり利便性が高い。そしてキャンプしている人たちは大きな荷物を持ってきて防寒対策をしているようだ。しかし私は何の雪対策をしていない、いつも通りの軽量キャンプスタイルなので、徒歩で川側に行くのも苦ではない。

オートソロサイトの駐車場にクルマを停めて雪道を下って行く。この道沿いもソロサイトのようだが、私が目指すのは川のそば。久々に川を愛でるキャンプができると期待が膨らむ。

そしてクルマから100mくらい下った先の川のほとりにいい感じの場所を見つけた!ココだ!と一発即決であった。川に面した高台で、目の前の川に降りることもできる。コレは最高ではないか、雪あり川あり森あり、そして人無し・・・久々に孤独を思う存分に楽しめるキャンプができそうだ。オートソロサイトは確認もせずココに居座ることを決定し、管理棟に電話したのであった。


早速ハンモックを張る・・・しかし木の間隔が広いな(汗)・・・ギリギリ張ることはできたけど。雪の中でのハンモックは初めて、コリャ楽しそうだ!過酷な状況になればなるほど盛り上がる変態キャンパー魂に火がついてきた!

ハンモック、そしてタープと張っている間もガンガン雪は降っている。タープを張り終わった時には、タープに雪が積もっていた。ちなみにキャンプ場の人の話では、雪は夜にはやむとのこと。

さて、居場所を確保したところで川に降りてみる。もちろん水は・・・超冷たい(汗)!しかし人工物も人も全く見えない世界。上のオートソロサイトの様子も全く見えない。雪の中の自然で過ごす夜、しかもハンモックだから半分は外の気分・・・コリャ最高ですな!

しかし川沿いのせいか、風が通り抜けるのでタープ下にも容赦なく雪が入り込んでくる。焚き火をしないと暖を取る方法は無さそうだ。タープを川上に壁に入るようにすれば雪の侵入を防げるだろうが、そこそこ風が強いので壁を作るとタープが煽られる心配もある。
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少し暗くなり始めたので(チェックインが3時近くと遅かった)家の近所で拾った天然薪を運ぶ。サイト内の天然薪は雪の下で使えそうもない、しかしチェックインの際キャンペーンで広葉樹の薪を5本もらえた。それを含めて今日の燃料はこれが全て・・・足りるか少し不安!

まあ、そんな心配はなくなったらどうするか考えよう!早速火を起こし暖を取る。ピコグリルも持っていたのだが、より大きな火が起こせるBUNDOKのLOTUSを使うこととした。
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さて、完全に日が暮れてしまったので夕食の準備を開始する。今日はまず炊飯から行う。普段は夕食に炊飯を行わないのだが、今日は作りたいメニューがあるのだ・・・。

そしてこちらは今回初登場のギア。秋田県大館市へのふるさと納税の返礼品で頂いた「柴田慶信商店」の曲げわっぱのせいろだ。秋田といえば曲げわっぱの本場だ。2ヶ月ほど前に訪問した際に会津若松で食べたわっぱ飯が美味しかったので、せいろが欲しくなったのだった。いつも仕事でもお世話になっている秋田県にふるさと納税をしたかったのでちょうど良かった。

まずはシンプルに蒸し料理を。焼き豆腐にしめじ、白菜、鶏肉、そしてスーパーいけがみで衝動買いしたシューマイだ。アツアツに蒸されていて、寒い雪の中で食べるとウマい!鶏肉はふっくら柔らかで特に美味しかった。

さて、お次はごはんの登場。おぎのやの釜飯で炊飯されたご飯を、曲げわっぱのせいろに敷き詰めて・・・

鮭と彩りに水菜を乗せて蒸していく・・・。

鮭に火が通ったらいくらを乗せて「鮭といくらの親子わっぱ飯」の出来上がり~!2024年キャンプ納めなので贅沢にいくらを乗せてみたかった!ほかほかご飯に塩鮭といくらの醤油漬けが合わないわけがなく、あっという間に平らげてしまった!ちなみに鮭もいくらもスーパーいけがみで購入。わっぱ飯、かなり良い!いろんなバリエーションを考えてみたい。
白木 和せいろ 五寸 七寸 八寸 | 柴田慶信商店 秋田県大館市おこわや根菜類など、強火で蒸し上げるものに最適なのが和せいろ。
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そんなホカホカメニューで体を温めてから、10時過ぎに就寝・・・しかし0時前に目が覚める。寒いのではなく、風が強くでタープがかなりバタついているのだ。木にくくりつけているので飛ばされることは無いがこの音は気になる。そして眼の前の川の流れる音に混じって・・・英語圏の子どもがはしゃいでいるような声が聞こえてくるような気がした(汗)!そのまま一度は寝たものの、2時ころに再度目覚めてもその声が聞こえるような気がしたので、耳栓をして寝ることとした・・・ZZZ。

さて、翌朝は6時に起床、今日も元気にキャンプ場を抜け出します!オートソロサイトは静かだったのでまだ寝ている人が多い様子。しかしオートソロサイトは私のいる川沿いと違い、木々に囲まれているので風もなくとても静か。ちなみに昨晩の最低気温は-2度と思ったほど低くはならず、ナンガのオーロラ900+湯たんぽでは・・・暑苦しかった(汗)。
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キャンプ場を抜け出し北の方に向かって歩く。道路は昨晩の雪が凍っていたので、足元に気をつけて歩かなければならなかった。

1キロほど歩いたところにある板室本村の集落。板室という地名は温泉でも有名だが、板室温泉はこの板室本村よりも西側に位置する。ちなみに板室温泉は1000年もの歴史があり、この板室本村の人が隠居仕事として旅館を営んでいたそうだ。

板室本村よりさらに1kmくらい進むと、乙女の滝の看板が。そう、今日の目的地はこの滝だ。本当は登山を考えていたのだが、この周辺に手頃な山がなかった&この雪ではアイゼンが必要だろうから断念し、滝を見ることとしたのであった。

しかし・・・滝への道はこの通り。ノーマルなスニーカーで進めるのだろうか?早速足元に大量の雪が入ってしまったが、歩き方のコツを掴むとその後は雪が足に入ることなく進めた・・・良かった~。

そして滝がこちら。乙女の滝という名前から細くて長い滝をイメージしていたが、かなり横幅のある滝であった。しかし、上から見ていると木々の合間からしか見ることができなかった。

しかし、滝壺への道があるようだ!このスニーカーで行けるかという不安もあったが、せっかくだから行ってみよう。

長い階段を降りていく・・・が、思ったほどの積雪ではなく、問題なく降りることができた。

そして階段下からの乙女の滝がこちら。滝壺というほどに近づくことができず大迫力で撮影することはできなかったが、滝のパワーを感じることはできた。ちなみに私が使っているサイトの前を流れる川はこの沢名川である。昨日の子どものような声は、ここに来るように滝の精霊が呼んでいたのかな?
乙女の滝|那須塩原市乙女の滝は、白笹山から流れる沢名川にある幅約5メートル、落差約10数メートルの美しい滝で、季節や水量によっていろいろな表情を見ることができます。

30分ほど歩いてキャンプ場に戻る頃にはすっかりと朝日は高い位置へ。サクッと朝食を食べなければ。

スープは昨日のせいろ蒸しの残りの野菜や豆腐で作ったスープと・・・

焚き火で焼くだけで格段にウマくなるシャウエッセン!

そして知人に頂いた手作りのくるみ入り食パン。パンも焚き火で焼くとカリッと&中はふっくらで美味しくなる!これも遠赤外線の力なのであろう。

そんな朝食を楽しむとチェックアウトまであと1時間程度。サクッと片付けて残りの時間を雪や川を愛でる時間とした。やはり雪の中のキャンプは楽しい、非現実感がより一層高まる。

午後11時前にキャンプ場をあとにする。今回はラッキーにも素晴らしい場所でキャンプする事ができた。楽しかった~!

キャンプ場を離れ振り返ると、那須岳が。雪はすっかりとやんでその雄大な姿を表していた。2024年最後のキャンプの締めくくりにふさわしい姿に、クルマを停めてしばし見とれてしまった。
さてさて、それでは最後にまとめを。
■いいところ
このキャンプ場は2年前くらいに訪問したことがある。その時はまだこのオートソロサイトや山林ソロサイトは無かった。管理横にあった杉林がソロのフリーサイトとなっていて、小川のすぐとなりにテントを張った(沢名川ではない)。その後新たなソロサイトができたというので再訪をしたが、ソロサイトがこんなに充実している場所はなかなか無いと思う。あってもトイレが酷かったり、徒歩で山の上まで登らないといけなかったりと難点がある場所が多いのだが、ここはトイレも水洗ウォシュレットでキレイ。なんと女性のソロキャンパーがいた!正直びっくりしてしまった、軽く挨拶をしたのだが初めてソロキャンプしている女性を生で見た。しかしそれだけ清潔かつ安全なキャンプ場であるという事だろう。
また意外と町中に近いのにもかかわらず、大自然感を満喫することができる。この近くは別荘地が多く交通の便や買い物の便もよく、利用しやすい場所でもある。このバランスの良さと、木々が明るく鬱蒼とした怖さが無い場所なので、女性でも安心して来れるのであろう。そんなキャンプ場が3,000円以下と私の条件を満たしてくれているのがウレシイ!
■イマイチなところ
私は4WD車かつコンパクトなクルマなので気にはならなかったが、ソロサイト内は細い未舗装の道、車種や大きなクルマではスタックしたり切り株にぶつけてしまう可能性がある。この日は雪だったので一部ドロドロになっている場所もあった。4WD車でないのであれば、管理棟周辺のサイトを利用したほうが安全かもしれない。
またオートソロサイトはトイレに近いが、山林サイトは奥へ行けば行くほどトイレや水場から離れるので、特に私が滞在したような最奥地は、不慣れな方は避けたほうがいいかもしれない。そして全く灯が無いので、暗闇が苦手なら避けたほうが懸命だ。意外と人里近いのでクマの心配は無いかと思うが、野生動物がいる可能性もある。
■個人的反省点
今回最初にオートソロサイトを予約したのは、行ったことがないのでどんな場所かわからなかったため、まず今回はそこに滞在し周りを見て次回挑戦的な場所を攻めようかと思っていた。私はすっかり区画が決まっていると思い込んでいてノンビリ向かった。しかし、オートソロサイトは区画サイトだが早い者順であった。このキャンプ場も私が苦手とする早い者順であったのだ。そういえば2年前にフローソロサイトを利用した際も、早い者順がイヤでアーリーチェックインして一番乗りしたっけ。
今回は雪のせいか冬のせいか、フリーサイトである山林サイトを利用している人がおらず、結果的に最高の条件でキャンプすることができた。しかし恐らくだが人気のあるキャンプ場だと思うので、こんな幸運が毎回あるわけでは無いと思う。ここを私が利用するなら、人が少なそう=過酷な季節の真冬であろう。そしてここの真冬のキャンプは楽しいので大満足であった。
今回雪という発想がなく完全にノーマル準備であったが、特に不都合は無かった。雪で困ることも、寒くてどうにもならないようなこともなかった。むしろ雨よりも雪のほうが濡れないので良かった・・・雨だったらひどい目にあっていたかもしれない。いろんなラッキーが重なり素晴らしいキャンプを楽しむ事ができた。
そしてそのキャンプを今回初めて動画撮影してみた。いや、正確には過去にも何度か動画撮影にチャレンジしたのだが、うまく撮影ができなかったのだ。その大きな要因は私が撮影ではなくキャンプを楽しみに来ているので、撮影のことをすっかりと忘れてしまうことであった。以前は三脚などを使って撮影を試みたのに対し、今回は胸の位置にマウントをつけて撮影を行った。このほうが撮影のために移動してスイッチを入れたりする必要がなく、キャンプを楽しみながら自然と撮影をすることができた。
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今回のキャンプ動画は特に撮影プランもなく、ただ気になった時に撮影をしただけ。いつものブログ用の静止画撮影とあまり変わらずにできたので、ストレスをさほど感じることもなく、キャンプと撮影の両立ができたと思う。動画としてのクオリティはさておき、楽しみながら他のことを同時進行するというのは大変なことだ。どうしても私は楽しみ優先になってしまうので。しかしこの動画撮影ができたということで、新たな楽しみを見つけられる可能性が見えたと思う。
後になってこのような撮影をすればよかったな~、と思う点は山ほどある。動画という点を活かした撮影をできていなかったのだ。例えば、鮭といくらの親子わっぱ飯はいくらを乗せたあとを静止画のように撮影してしまったが、ホカホカに蒸されたわっぱの蓋を開けて・・・モクモク湯気が上がるところに・・・北海道産いくらを豪快に流し込む!というような動きのある撮影をすべきだったと思う。まだまだ静止画撮影と同じことしかできていない。
何度もこのブログで言っている言葉であるが、失敗こそ成功への近道だ。次回以降今回の反省を活かし動画を撮影し、さらにはキャンプも楽しめるようにスキルアップを図って行きたい!
さてさて、今回のキャンプはこのへんでおしまい。次回は2025年一発目のキャンプは・・・超近場のキャンプ場で緩やかにスタートする予定!お楽しみに~。
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