サンアメニティ北本キャンプフィールドの後半です。
夜1時過ぎに目が冷めたのだが、とんでもない激痛の頭痛が(汗)!恐らく汗をかいた上に夕方前から飲酒をしていたおかげで、脱水症状・熱中症になってしまった様子!これはキツイな、とロキソニンを飲んで再び眠ることに。これで目が覚めれば頭痛はおさまっているだろう・・・と思ったのだがそうはいかず!なんと4時頃に目覚めても全く頭痛は改善せず・・・仕方なく追いロキソニンをして6時ころまでもう一眠り、なんとか頭痛を和らげることに成功したのであった。
暑い中設営で大汗をかき、ビール飲んで風呂でもう一汗、さらにサイトでまた飲酒しながら食事・・・更には台風の低気圧。夏場は水分補給に気をつけましょう(汗)!
台風が去った翌朝。キャンプ場前の高尾高宮の景観地(さいたま緑のトラスト保全第8号地)から見た青空と台風の名残の雲。ともあれ頭痛はおさまったので散歩に出かけることに。今朝は行きたいところがある。それは近所にある「高尾氷川神社」だ。とくに目的があるわけでは無いのだが、なんとなく行ってみたいと、前日近くをクルマで通ったときに看板を見て思ったのだ。そこまではこのキャンプ場に来たら定番の、ゴミ拾いをしながら進んでいく。
キャンプ場周辺にはなぜかアクエリアスが何本も!しかもみんな1Lサイズで潰して捨ててある。これは同一犯の仕業だな!さらにヤオコーのお惣菜、生ゴミの袋なども!荒川側よりはマシだけど、相変わらずゴミが多い!これが埼玉クオリティ(涙)!
そんなことをやりながら台風一過の爽やかな風の中、高尾氷川神社までやってきた。なかなかステキな神社で、私以外にも多くの人が散歩で訪れていた。
なんと美しい手水舎!こんなのは初めて見た!来る途中にも赤や黄色の花と同じものを見たな、近所の方々が飾ってくれているのかな?
程よく日がさす落ち着いた雰囲気の神社で、なかなかいい場所であった。朝来ると清々しさ倍増だ!
隣を見ると鳥居が、他にも神社があるようだ。しかも下に降りていくとは珍しい神社だ。
階段を降りた先にあった厳嶋弁財天という神社。水に囲まれた神社とこれもまた珍しい!弁天様は水の神様、恐らくこの高尾周辺の水を守ってくれているのであろう。弁天様は財宝にまつわる神様のように扱われていることもあるが、本来は水の神様で、水の近くに弁財天は多い。この神社の裏側(キャンプ場の眼の前)にはさいたま緑のトラスト保全第8号地(高尾高宮の景観地)があり、その中に水が湧き出る水源があったが、よくよく考えるとその場所はこの神社のあたりだ。その水源にこの神社があるのかもしれない。
さらにはもう一つ神社が!ここは須賀神社。しかしこの一角に神社が3つもあるとは!高尾の集落はよほど栄えていたのであろうか。それを支えていたのはもちろん豊かできれいな水であったのであろう。
こちらが須賀神社。3社ともきちんと手入れがされていてキレイ、地元の人々の愛着を感じる場所であった。
↓高尾氷川神社でこちらの神社を兼任している様子
少し南へ行くとお地蔵さんが。北向地蔵というお地蔵さんで、とても良くお願いを叶えてくれるとのこと。どろ団子を供えてお願いをし、それが叶ったらお礼に本物の米で作ったお団子を供えるらしい。どろ団子はそのへんで拾って作れるけど・・・叶ったあと本物の団子を供えるのを忘れてしまいそうなので、お願いはせず手を合わせるのみに(汗)。しかしこの一角だけでこれだけ面白いものがあったのには驚いた。先述の通り、本当にこの高尾集落のあたりは豊かであったことだろう。
キャンプ場に戻ってきたところ、まだ7時前だが日が高くなり・・・暑くなってきた(汗)。
ササッと朝食を。今日のメニューはごはんと近くのヤオコーで半額だったハムの網焼きと目玉焼き、そして納豆。軽い熱中症のあとなので、しっかりと食べなければとごはんはいつもより多め!
食後は片付けだが、ハンモックなので撤収は早い!ササッと片付けキャンプ場をあとにしたのであった・・・が、なんと熱中症の後遺症なのか、家に帰ってからどうも体調が良くない。ロキソニンが効いているだけで頭の奥に頭痛の時にあるようなズ~ンとした感じがあり、かつフラフラする感じ(汗)。その日はほとんど横になっていたのだが、なんとその後も2~3日それが続いたのであった(汗)!
さてさて、それではいつもの反省を!
■いいところ
このキャンプ場は何度も来ているので今回感じた良い点だけをご案内。やはり何といってもお風呂だ。これだけのお風呂、3M×3Mくらいの湯船と6箇所くらいの洗い場が男女ある入浴施設が100円!もちろんシャンプーなども備え付きであった。タオルは有料である(私は軽くてすぐ乾く手ぬぐいを持参)。
家で自分ひとりのために風呂を沸かすよりも、安いのでは無いだろうか?この日は人が少なかったので、1ファミリー3名が出たあとに独り占めで入ることができた。しかも入浴後はクーラーの効いた管理棟内で涼む事までできた。これはサービスしすぎだと思う。第一このキャンプ場は2024年3月までキャンプ場利用料500円だったのだ。値上げしたとしても、まだまだ安すぎる!もっと値上げして北本市の税収にしてください!
そしてこのキャンプ場は南側と北側に少し高い丘があり、森となっているおかげで風の影響を受けにくいようだ。キャンプ所内も大木では無いが木々が多いので更にそれを感じた。直撃の台風ではなかったものの、風を感じることなく静かな夜を過ごすことができた。
■イマイチなところ
大屋根は雨を凌ぐのに便利で、特に雨キャンプとなった際はここで片付けや荷物整理ができるので重宝する。しかし、便利な半面ここで騒ぐと音が反響してキャンプ場全体に響いてしまう。そういえば前回訪問時も深夜にここで話をしている人がいた。その声は恐らく本人たちが思っている以上に反響していて、キャンプ場内に響いていた。
今回キャンプ場利用者は私だけであったがバンガロー利用者が3組あり、そのうち2組はグループでずっとここで食事をしながら過ごしていた。私しかいないのと私が目立たないのもあり、子どもがはしゃいでいる声や大人の声が大反響して予想以上にうるさかった。とはいえ子どもメインなので、8時過ぎくらいには眠くなったのか静かになっていたので、就寝時に困るような状態ではなかった。
このキャンプ場で静かに過ごせた試しがない。今回よくわかったのが、この中央にある大屋根が原因の一つであったこと。もともと(安いからか)にわかキャンパーや団体キャンパー、バンガロー利用者、そして宴会利用のためにここを使う人がいるキャンプ場なので騒ぐ人が大屋根下に集まりやすく、かつ大屋根で反響してしまうのだ。今まで人が多いからだと思っていたが、今回人が少ないことでその原因がよくわかった。
しかしそれを想定して私はイヤフォンして音楽や動画を見たりしているので、そこまで気にはなっていない。何事も事前に想定して対策を施しておけば問題ないのだ。なので私は常にイヤフォン、耳栓は持っている。そもそもこのキャンプ場は近場で安くキャンプができることが目的なわけであって、大自然で静かな孤独ソロキャンプをしに来ているわけでは無いのだ。その割り切りができる価格と近さというわけなのだ。
ここが100KM離れていて、5,000円のキャンプ場だったとしたら、速攻管理者に文句でも言っていることであろう(笑)!
↓別の日、右が大屋根(左は炊事棟)
■個人的反省点
今回の反省点はなんといっても軽い熱中症になってしまったことである。夏暑い日に大汗をかくことはリスクがあることを忘れてはいけない。今年は2回目だ、5月のまだそこまで暑くない時期に箱根の金時山登山をした際に、ろくに朝食もとらず、かつ水分補給もソコソコに登山で汗をかいた結果・・・やはり軽い熱中症のような状態になってしまった。意外と起こり得るリスクであることを忘れてはいけない。
まだまだ暑い日が続く。9月には北アルプスの白馬岳登山も計画していて、そのために関東の近隣低山でのトレーニングも予定している。9月でも関東は30度超、いや下手すれば35度超だ。十分に熱中症のリスクがある。水分補給、塩分補給、そしてクエン酸の補給など、対策を講じて遊ばなければならない!
あと、反省では無いが今回たまたま前日に目にした氷川神社の看板のおかげで、予想以上に素晴らしい場所へと行くことができた。これは全く準備していない「風まかせ」の行動であった。私の属性は風、このような風まかせの行動が思わぬ吉を呼び込むことがあるのであろう。
そして初めてこのキャンプ場に来た時に訪れた高尾高宮の景観地(さいたま緑のトラスト保全第8号地)の水源の謎も少しわかった。案内図で水源地とあったので行ってみたのだが、途中までしか行けなかったのだ。その先にも水の流れがあるのに、森の中で入ることができなかった。地図で見るとその森の先にあったのが、今回高尾氷川神社といっしょに訪れた「厳嶋弁財天」だった。弁財天はやはり水源地や湖、川など水にまつわる場所の神様なのだ。「弁天島」など地名も水に関係があるからだろう。
↓2024年2月訪問時の高尾高宮の景観地の様子、水源地まで行けないことが書かれている
弁財天がお金のご利益があるように扱われる理由の一つがその名前にある「財」の文字であるそうだ。弁財天は本来「弁才天」と書くらしい。それが「才(ザイ)」の響きから「財」に変わって、その文字の意味からお金のご利益があるという流れになったようだ。鎌倉の銭洗弁天も本来はその地の湧き水の神様で、その湧水でお金を洗うから財のご利益がある、ということになったのであろう。もともとはインドの神様らしいので、日本独自の進化であろう(全て私の推論で正確な情報ではありません!)。
話が逸れたが、ソロキャンプの醍醐味こそ「風まかせ」なのであろう。その時の思いつきや気分で予定を簡単に変更できる。これが複数名であるとそうはいかない。みんなの都合や考えを聞いて答えを出さなければいけない。しかし先にも触れたが私の属性は風、「一人だから好きなようにすればいい、風に吹かれて思うがままやってみなさいよ」高尾氷川神社の神様たちも言ってくれているのであろう。そしてそんな私だからソロキャンプにハマってしまうのだ!
さてさて、このへんで熱中症のキャンプ話(台風ではなかったけ?)はおしまい。次回は先に上げた北アルプスの白馬岳登山トレーニングのための登山になることであろう!こちらもお楽しみに!!!
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