(後半)夏の高原に誘われて!百年小屋キャンプ場

百年小屋キャンプ場

さて、百年小屋キャンプ場の後半です。

テントに入りLEDランタンを灯すと、その光目当てでテントに蛾なのか何なのかわからなかったが、ガンガン体当たりしてくる音が聞こえた(汗)。まあ、寝るまでの間だけ我慢しよう・・・と、就寝準備をして気づいてしまった。あ、寝袋をクルマに入れっぱなしだった(汗)。・・・でも蛾をテント内に入れないように出入りするのも、取りに行くのも面倒であったので、そのまま寝ることとした。夏だし大丈夫だろうと・・・しかし標高1,100mの夏の夜をナメてはいけなかった。

深夜2時ころに目が覚める、もちろん寒さのせいだ(汗)。おそらく気温は15度くらいでは無いだろうか?凍える寒さというほどでは無いが、何かをかけていないと寒いくらいの気温だ。トイレに立った際に寝袋を取ろうと思ったが、まあ上着でもなんとかなるのでは無いかな?と、少し厚手のシャツのようなジャケットを掛けてやり過ごすこととした・・・zzz(でも寒い)。

翌朝は日の出の鳥のさえずりとともに目が覚める。「ピキーピキーィ!」とかわいい声でなく鳥の声が聞こえる!うちの近所でも効くような声ではあるが、それよりも高く住んだ声でよく響き渡っている感じがした。さて、寒いのでササッと活動を始める!早朝の散歩にでも出かけるとするか!寒さと眠さが残るせいか撮影した画像はブレブレでした(汗)。

まずはキャンプ場を南西方向に向かって歩く。この右側がキャンプ場だ。

周辺にはホタルブクロがたくさん!我が家のホタルブクロはもう終わりかけなので、気候の違いを感じる。途中右に入れる道に入ったが、工事中の場所に入り込んでしまったので戻り、キャンプ場の東側へと歩くとことに。

道中いくつかゴミがあったので拾っていく。前半のキャンプ場周辺で見つけたものはタバコなど。後半のキャンプ場東側(鬼押ハイウェー)で見つけたのは飲み物や食べ物など。

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最後にキャンプ場北東側をめぐり戻ることに。また歩行禁止の道を歩いてしまった(汗)。

今日のゴミはこのくらい。けっして多くは無いが、後半のゴミは明らかに近隣の方が捨てたゴミではなく、観光客がドライブ中にポイ捨てしたものだったので悲しかった。コチラはすべて自宅まで持ち帰り処分しました。

キャンプ場に戻り朝食を食べることに。今朝のメニューは、昨日たどり着けなかったブリカマの西京漬けをメインとして焼き野菜と燻製卵を網焼きしてさらに燻製度をUPさせたもの。

こちらは私が家で作ってきたチャートマサラと野菜の和物。これもどちらかというと昨晩のお酒のお供であった。

米はバシッとうまく炊けました!!!

食後に森の空を見上げる。緑が美しいな・・・。あ、そうだ、今日は雨予報だった(汗)。と、イソイソと片付けを始めることに。

9時半には撤収完了。忘れ物が無いか確認し、最後に森を出てトイレに行くと・・・ポツッと額に水が当たった。あ、雨だ!と急いでクルマを出発させキャンプ場を後にした。帰り道、管理棟のそばを通ったあたりで急に雨が強くなってきた。そして万座・鹿沢口駅あたりに付いた頃には土砂振り!!!この雨では、とても1時間かけて駅まで歩くのは無理だったな、と徒歩で来なかったことが正解であったと自分に言い聞かせるのであった。ちなみにこの日群馬県では大雨となり、場所は違うが吹割の滝では川が雑炊し遊歩道が浸水、一時22人が取り残されてしまうような事も起こっていた。

さてさて、それではいつののまとめを。

■いいところ

標高1,100mの高原に広がるサイトは、電源サイト・森の区画・青空区画とはっきり分かれており、棲み分けができている。お陰で静かな環境は静かに保たれていて、私のような孤独ソロキャンパーは孤独の世界に入りやすい環境。また森は手つかずのままな感じであるので、自然の中にいる感が強い。そして区画の間隔が広くさらに木々が目隠しとなって、プライベート感も高い。

最近できたキャンプ場だが、どちらかというと硬派なキャンプ場だ。だけどトイレは土足厳禁でとてもキレイと、女性キャンパーにもうれしい清潔も保たれている。

緑の深さ、隣との距離感、そしてプライベート感の高さ、私が求めるものがたくさんあるキャンプ場でとても過ごしやすかった。ここは再訪確定的である!今回は残念ながらチャレンジできなかった電車&徒歩での訪問も近いうちに実行したい。

■イマイチなところ

最大の減点ポイントは、駐車料金を取られることである。しかも3,000円!キャンプ場利用料は2,000円だったので、それよりも高い!同じようなシステムだったのが、栃木県那須烏山市にある「おいらの森キャンプ場」である。ここも駐車料金として2,000円かかる場所だった。なのでおいらの森キャンプ場も、電車での訪問となった経緯がある。このキャンプ場もそのことから、電車&徒歩での訪問を計画したのであった。

ファミリーや複数名での利用であればさほど気にならないのかもしれないが、ソロ利用で3,000円の駐車料金プラスはキツイ!合計で5,000円である。私のルールで3,000円以内と決めているので、今回はその予算をオーバーしてしまった。電車での訪問の場合は、その浮かした3,000円を使って、浅間ミートでゴージャスなステーキを買う予定であった。しかし、その3,000円は駐車料金となってしまったため、スーパー(Aコープ嬬恋店)で購入した740円のステーキに変わってしまったというわけなのだ。まあ、それなりに満足できたしプラスマイナスゼロまではいかなかっただろうけど、帳尻は合わせられたかと思う。

また、このキャンプ場の魅力としてポルトガルワインというものもある。管理棟になっている場所はワイン専門店でもあり、ポルトガルワインがたくさんあった。ここでワインの1本でも買おうかとも思ったのだが、それもやめることとなった。さらにキャンプ場内ではワインの試飲会もあったのだが、試飲してしまったら欲しくなってしまうので、その参加もやめた。

駐車料金でステーキ&ワインが飛んだという格好だ。まあ、このイマイチな点というのは私の個人的な理由によるものなので、それありきで訪問する方にはなんの問題にもならない点であろう。私も次回ステーキとワインを味わいたいというリベンジのきっかけにもなった(笑)!

■個人的反省点

今回は先述のとおり、電車&徒歩での訪問予定であったのだが、やむを得ずクルマでの訪問となった。予定通りにいかなかったのは自然の影響でいたしかたなかった。その分途中で嬬恋郷土資料館に立ち寄れたりと、いいこともあったので良しとしたい。

今回一番反省が必要なのは、ノーススター2500である。これ自体の性能にはなんの問題もない。むしろ手軽で明るく素晴らしいランタンである。しかし、やはりソロキャンプという狭い場所で一人で過ごす際には、完全にオーバースペックであった。もちろん暗すぎるのも嫌ではあるが、明るすぎると雰囲気を壊してしまう。

私は最近ソロキャンプをする際は、ゴールゼロがメインとなっている。その理由は軽くて手軽だから・・・と言ってしまったら面白くないのだが、軽量化を進めるにあたりランタンはどうすべきか相当に悩んだ。私の持っているソロ用のランタンは以下のものだ。

・フュアーハンドランタン(オイルランタン)

 手軽で最も雰囲気のある明かりだが、これ一つだけだと暗すぎるので、もう一つ明るめの

 全体を照らすランタンを併用している。

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・コールマン フェザーランタン229(ガソリンランタン)・・・コンパクトでありながら、

 ガソリンランタンらしくそれなりに明るい。フュアーハンドランタンを手元に置いて併用すると相性が良い。

 しかしポンプが小さく、すぐ消えてしまうのがネック(フュアーハンドランタンの世界に入り込んで

 消えていることに気づかない事が多いけど)。

点灯確認済みコールマン ホワイトガソリンランタン 229 フェザーランタン 2007年 1月 ケース付 グローブAmazon(アマゾン)

・ゴールゼロ(LEDランタン)・・・明るさがありかつコンパクト。充電式だが1晩は余裕で持つ。

 明かりも少し黄色みがかっていて雰囲気もそこまで悪くない。そのコンパクトさと軽さにより最近は

 コールマンのフェザーランタン229の立ち位置を完全に奪ってしまった。

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主に上記3つが私のソロ用のランタンだ。この他に先述のノーススター2500(ガス)の他、ノーススター2000(ガソリン)、ヴェイパラックスM320(ケシロン/軽油)も所有している(これら3つはソロ以外で使用)。

まあ、それぞれ長短あるのだが、最近の軽量化の方向からゴールゼロ一択になりつつある。これはコレでいいのだが、やはり雰囲気を考えると他の2つも使いたい。特に今回のようにクルマで来られる場所であれば、大きさはある程度目をつぶってフェザーランタン229を持ってきても良かったかもしれない(これも十分小さい部類なんだろうけど)。

人はどうしても便利さを優先してしまう。当然のことではあるが、不便なものにもそれはそれで魅力があるのだ。そう、「手づくりの楽しみ」のようなものだ。そもそもキャンプはある程度の不便を楽しむものである。特に私は火起こしにはこだわっていて、ライターは使わない。できる限り火打ち石と火打金を、手を抜いてもファイヤースターターを使っている。ランタンも少しかさばっても、アナログなものを使ったほうが楽しいのだ。一番アナログと言うのであれば松明になるだろうが、これはやったことがないしNGかもしれない(危ない?/直火と同じ?)。

なら次にアナログなのはろうそくかな?ろうそくは何度かキャンプで使っている。ランタンの明るさを示す基準にCPという単位があるが、これは「キャンドルパワー」、つまり1CPあたりろうそく1本の明るさを示す。馬一匹の力を馬力で表すようなものだろう(笑)。次はオイルランタンか。これもかなり昔から人間が使っていたものだ。決して明るいというわけでは無いが、これをメインに生活の灯りとしていたのだ。

そしてガソリンランタンやケシロンランタンだが、これらは近代的なものであろう。おそらく20世紀に入ってからの代物だ。そして電球やガスランタンとなって、21世紀はLEDという感じだろう。ちなみにろうそくは紀元前3世紀には存在していたという。オイルランタンは15~16世紀ころなのかな?灯りの歴史を見るだけでもその不便さにはロマンがあるのだ。キャンプの灯りで人間が使ってきた灯りの歴史を体感することも、キャンプならではの楽しみであろう。

不便さを楽しみに来て、手軽さに負けてしまったら意味がない。そして、キャンプはある意味『ままごと』だ。その世界の演出から自分で作り出し、その世界になりきって楽しむものだと思う(楽しみ方は人それぞれで私の場合)。灯りの演出から雰囲気づくりははじまり、その世界観が決まってくるのだ。ないがしろにしてしまえば、それだけ現実世界から飛び出すことのできないキャンプになってしまうことであろう。今回は蛾の集会の主催者となり現実から飛び出すとは言えない結果だった(ある意味非現実世界?)。次回は私の求める世界観をより追求しソロキャンプを楽しみたい!

さてさて、今回は灯りについて語ったところでおしまい。次回は8月、次も暑さから逃れて標高の高いキャンプ場へ!お楽しみに~!!!

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