(後半)涼しさと孤独がある場所へ!プライベートキャンピングサイト軽井沢

キャンプ

さてさて、プライベートキャンピングサイト軽井沢の後半です。

夜が明けて翌朝、高原の爽やかな空気!まだ日に照らされていないので暑くはない。気持ちいいので周辺を散策してみることに。

周辺は別荘地、このような砂利道の別荘地である(ここ以外もそういうところが多い)。木々も自然のまま、という感じで個人的には好きな雰囲気である。

近くで見つけた畑。あまり見たことがない畑のスタイル&花で「なんだろう?」と思い調べてみたらなんと花豆とのこと。花豆は標高が高いところで育てている、というのは前に仕事で群馬県の四万温泉にある濡れ甘納豆屋さん「高田屋」のご主人に聞いたことがあったが、畑を見たのは初めて。いや見かけた事があったのかもしれないけど、気にもしていなかっただけか?ちなみにこの高田屋の濡れ甘納豆は超美味である!私のお気に入りだ!!!

高田屋菓子舗|中之条町商工会|群馬県中之条町商工会会員の高田屋菓子舗を紹介しています。www.nakanojo-shokokai.jp

太陽が昇ってきたがまだそんなに暑くはない。時刻は6時位。地元のおじいちゃんが散歩していて挨拶をしてくれた。

浅間山が一望できる場所に出てきた!中々のスケールである!!!夏の火山は雄大さをより一層醸し出している!!!

道端にはいろんな花がある、こちらはホタルブクロ。私の家のベランダでも鉢で育てている(近所で除草されそうだったのでもらってきたものだが)。うちでは6月に咲いていたがここは標高が高いためか7月中旬で花が咲いている(このあたりの標高は1,100Mくらい)。

こちらは紫陽花。関東ではもう終わっているよ~というタイミング!7月中旬にちょうど盛なので、1ヶ月は遅い感じである。

砂利引きの町道。広めの舗装道から少し脇道に入ると砂利道になる場所が多い。余談であるが、このあたりは戦後に満州などから引き揚げてきた方々が入植して切り拓いたエリアらしい。・・・近くにそんな説明の碑が立っていた。冬は寒く雪に閉ざされるこの地で、新たな一歩を切り拓いたのかと思うと尊敬してしまう。

約一時間の散歩を楽しみキャンプ場へ、こちらは手前にあるペンション。ペットと泊まれるそうでこの日も多くの宿泊客で賑わっていた様子(しかしうるさくは無かった)。とても素敵な雰囲気で泊まってみたいがペットがいないのが残念である(汗)。

キャンプ場に戻り朝食の準備。お気に入りのおぎのやの釜で炊飯開始!今回はクルマを入れられるサイトなので重さを気にせず準備できた!

こちらはフライパンディッシュで卵焼きを作っているところ。普段は皿として使っていることが多いが、いざという時にフライパンとして使えるので重宝している。フライパンや鉄板を別に持ってくるのは結構大変である。私は直火派(網焼き)なので鉄板の出番は少ないが、今回は空芯菜炒めとこの玉子焼きと大活躍であった!

TAKIBISM タキビズム フライパンディッシュ (小) 鉄 皿 キャンプ アウトドア 料理Amazon(アマゾン)

チョイっとボケてしまったけど、うまくまとまりました!

こちらはニンジンやマッシュルームを入れたスープ。上に乗っているのは自宅のベランダで採れたバジル。

そして登場したのはなんとうなぎの蒲焼!そう、土用丑の日が近いのでうなぎを食べてみようと持参したもの。朝食うものか?・・・という声が聞こえてきそうだが、朝食うのだ!こちらはいつも通りスーパーで安くなっていたもの(だけど国産!)。

見よこの艶!ふっくら釜焚きごはんの完成!土の釜で炊いたご飯は釜の保温力が高く蒸らし時間が高温でキープされるためか、中までふっくら美味しいご飯に仕上がっている気がする。これがペラペラのクッカー類との違いだと思う。この上に卵焼きとうなぎを盛り付け鰻玉丼とするのだ!

こちらで完成!!!釜から飛び出す豪快鰻玉丼であった!!!モリモリとうなぎを堪能し、贅沢な朝食を終えるのであった。その頃には直射日光が・・・暑い(汗)!!!と、イスとテーブルを動かし避難しつつ朝食を楽しんだ。

しかし日陰に入るよう移動をし続けるのにも限界があり、ささっと撤収を開始することに。もちろんファンベスト着用で!ちなみにこのキャンプ場のチェックアウトは遅めで12時である。私は11時頃までいたが暑くて限界であった(汗)。

と、たっぷり汗をかくほど暑かったがそれでも平地よりは7~8度は気温が低い。・・・そんな北軽井沢の地をあとにし、帰玉(埼玉に帰る)するのであった。

それではいつもの個人的な評価を。

■良いところ

プライベートキャンプ場なので人目を気にせずリラックスして過ごす事ができる。周辺は別荘地なので全く人がいない訳では無いが、別荘地なので浮かれた感じの人はおらずみんな静かに過ごしているので、逆にこちらが音を発生して迷惑をかけてしまう可能性があるくらいであった。

そして何よりも安い!2,000円で一人になれる環境は中々ないのでは無いだろうか?もちろん別荘地なので周辺に散歩する人たちがいたりしたけど、変な目で見てくる人もおらず、前のペンションのおじさんは挨拶までしてくれた!キャンプ場で品定めをするような感じでジロジロと見てくるような感じの人はいなかったのでとても過ごしやすかった。

眺望があるわけでもなく別荘は丸見え、目の前には謎の鉄パイプのやぐらがあったりするが、環境としてはなんの問題もない。ちなみに電源も通っているので、電気機器を使うこともできる(私は使わなかったが)。

■イマイチなところ

私は不便さを感じなかったが、トイレ・水道が無い。この時点でハードルが高く感じる人(というか無理という人)が多いと思う、特にトイレ。キャンプ場の案内だとクルマで5分くらいのところにある公園の公衆トイレを使用とのことであった。私は何度かプライベートキャンプ場を使っており、トイレが無いところにも慣れているので問題は無かった。

さすがにクルマでトイレに行くのは面倒なので(アルコール飲めなくなるし)、私はトイレを持参した。といっても着替え用のポップアップテントである。この中に入って携帯トイレに用を足すというシステムを採用した。当初はテント内でもいいかと思ったが、気持ち的に別にしたい&せっかく目の前にクルマを持ってこれる環境で荷物の軽量化をそこまでする必要が無かったので、別途トイレを作ることにしたのだ。

これは以前他のキャンパー(女性)のブログで見たもので、その人はポップアップテント内に折りたたみ椅子の座るところに穴を開けて、その下に携帯トイレ(または袋)を置いて自作トイレとしていた。最近は山でも携帯トイレ使用がマナーになってきているので、その携帯トイレ用のブース(着替えテントなど)の設置があったりする。なのであまり抵抗なく設置する事ができた。

もう一点上げるとするならば、目の前の謎の鉄パイプやぐらとポップアップテントは自然の中で不自然なものであった。このキャンプ場の敷地外なのでこのキャンプ場の評価とは関係ないのだろうけど・・・これは何なのだろう?ここでもう一組キャンプしているのかと思ったが、そうでは無かった。

トイレが無い時点でマルバツはっきり分かれるキャンプ場であるが、価格を考えれば私には花丸であった!

■個人的反省点

今回は最後まで大失敗したまま気づかず、帰宅後に失敗が発覚してしまった。それは、何度か文中で自分の考えていることをアホだのなんだのと書いてきたが、実は私がキャンプしていたところはこのプライベートキャンプ場内の駐車スペースだったのである!なんということだ!キャンプ場に来て駐車場でキャンプをしてしまっていたのである!!!どおりで砂利のサイトな訳だ!!!

私が見たツリーデッキや、駐車場奥の森もこのキャンプ場のサイト内なのであった!

以下の図を見てほしい。

私はこんなに端っこ、サイトの1/4程度を使っていただけであった(汗)!!!なるほど駐車スペースのため木がないから直射日光が当たり暑かったのであった!奥の林間スペースであれば私が好むワイルド感のあるキャンプを楽しめていたかもしれない。事前にしっかりと調べずに来るからこういう事をしてしまうのである。

まあアホなことをしてしまったが、正直ソロキャンプであればこの駐車スペースで事足りてしまう(汗)。それでも広く感じていた私であった・・・。林間スペースは隣の別荘にも近くなるので、距離を取る意味では悪い選択肢では無かったのかもしれない(選択した訳では無いが)。

・・・と、今回は気づかずに大失敗をしてしまったキャンプであったが、そもそもキャンプとは失敗の連続でもある。そしてそれが何よりも面白いのである。例えば成功話と失敗話では確実に後者のほうが面白い。真剣に真面目に失敗する事ほど面白いことは無いし思い出にもなる。そしてその失敗を活かし次はさらなる成長を遂げることができるのである。

私も含めて人が失敗すると鬼の首を取ったかのごとく批難してしまう事がある。それがその人が次から失敗しないためにと正当化していても、その方が簡単で他人に責任を押し付けて自分は責任を逃れて楽をし、さらに少しスッキリするという何とも卑しい心でもあるのだ(涙)。

例えばお父さんがファミリーキャンプで・・・忘れ物をした、ご飯がうまく炊けず焦がしたとしよう。失敗したお父さんを攻めて責任を押し付けてしまう。しかし、キャンプとは「当たり前の日常」では無いのである。失敗や忘れ物も含めてキャンプで、それをどのように乗り切るかがキャンプであり楽しさだと思う。

忘れ物をしたのなら「何で補うか?」、ご飯が焦げたなら「どうリカバリーするか?」・・・と、この状況をどう乗り切るかを真剣に家族で考えて過ごす方が絶対に楽しいと思う。そして一生の良い思い出になる上に、家族の信頼関係が生まれる。逆に批難だけで終わるならば、言った方はその場はスッキリするかもしれないが、言われた方は思い出したくない過去になりかねず、二度とキャンプしたくなくなってしまうかもしれない。しかもこういう事はいつまでもしつこく言い続けられる事になりがちだ・・・(汗)。

キャンプは家とは違う「非日常」なのである。不便が当たり前、準備が不十分で当たり前、失敗して当たり前の世界なのである。それに家では当たり前の成功を求めてしまうと、逆に白けてしまうと思う。失敗や予想外のでき事まで真剣に楽しめてしまう、そしてそれをみんなで乗り切り絆が深まる事こそキャンプの素晴らしさだと私は考えている!そしてソロキャンプはそれを一人ですべて乗り切る、自分との戦いの「サヴァイバル」なのだ~!!!(※あくまでも私の考えです。楽しみ方は人それぞれですョ!)

さてさて、今回も長々と話して来たのでこの辺でおしまい。次回は8月、お盆に標高1,800mのキャンプ場を訪問する予定!ではまた~!!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました