(後半)近さを求めて!蓮田裏庭キャンプ場

1,埼玉県(キャンプ)

蓮田裏庭キャンプ場の後半です。現実世界に飛び出してしまった私!

眼の前にある緑のヘルシーロード、左の木々があるところがキャンプ場である!一見ただの雑木林である。キャンプ場の「キ」の字もどこにも書いてはいない。おそらくここを散歩する人たちの半数以上はここがキャンプ場であることを知らないのでは無いだろうか?

もう少しキャンプ場よりに振った画像。右側が私のいた辺りで、左側のほうがファミリーのいたあたりである。滞在中、緑のヘルシーロードに降りてきたのは私だけである(当たり前か)。

反対側を見ると東北新幹線の高架が。私のサイトからも時折通過する新幹線を見ることができた。私がよく乗る秋田新幹線は真っ赤なのでわかりやすい。

現実世界から非現実世界に戻って着たところ。キャンプ場内はもう暗闇に包まれ始めており、ランタンの灯りが点き始めていた。

負けじと私もフュアーハンドランタンを点灯。今回はコールマンのフェザーランタンも持ってきていたが、荷物が意外とあったのでクルマで休ませ、代わりにいつもは非常用にしているLEDランタンを使うことに。

荷物が多いのは、この豆炭アンカを持ってきたから。豆炭を中に挟んで暖を取る昔ながらのものである。コイツを抱きかかえながらの夜が始まった!

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今宵のメインディッシュはこのキンメダイの干物。こいつでチビチビやりながら、短い夜は終わるのであった。・・・というのも、このキャンプ場は焚き火が20時までというルールがある。いつもは22時ころまで焚き火しながらチビチビやっているが、今回は短め。なので、昼からチビチビタイムを始めていたのであった(中休憩で緑のヘルシーロード散策)!

20時にはテントにこもりいつしか眠りに落ちていたのであった。小学生低学年の就寝時間である(汗)。

翌朝6時ころ。爽やかな朝である。目に前にある緑のヘルシーロードで散歩をすることにした。いつもの日課である。お供にトングを連れて・・・コレも日課、ゴミ拾いをするのである!

眼の前の緑のヘルシーロードには飲み物などのゴミがあった。少し周りも歩いて県道の方に出てみると、ビールやサワーなどの空き缶がゴロゴロ。こんなところで歩き飲みしていたのか?というほどヘンピな場所であるが・・・。

こちらが本日回収したゴミ。キャンプ場に捨てるようなことはしませんぞ!!!きちんと持ち帰り処分しました!

7時ころ、キャンプ場に戻って来たところ。まだ寝ている感じの人が多い。

そんな中、朝食の準備をします!使うのはこちらの中尾アルミのやっとこ鍋。だいぶいい色に育ってきたな~

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こちらが内側。元はこんなシルバーだったのだ。

湯を沸かし調理するのは・・・

菜の花を添えたフォーです!だけど味は和風(汗)。キャベツとしめじに、豚肉を入れて、塩と醤油と砂糖で味付けしたもの。春を感じる優しい味わいだ!菜花はひと束買ってきたが、流石に多くおかずとしても食べることに。

と、朝食を満喫し8時半頃から撤収開始。10時チェックアウトを目指すが・・・9時半頃周りを見ると、なんとほとんど誰もいない!!!なんという撤収の速さ!10時に撤収した際は、残り一人にだけであった。11時チェックアウトなのに!

と、いう感じの蓮田裏庭キャンプ場でした。それではいつもの個人的評価を。

■いいところ

何と言っても「近さ」である!コレは私だけでなく、今回滞在していたひと殆どに言えるのでは無いだろうか?仮に都内からとしても、片道40km弱で来れる近さ。都内からこの距離で来れるキャンプ場は若洲海浜公園のキャンプ場とか(よくわからないけど)?私は片道10km、30分以内で来れるキャンプ場!実は一番近いキャンプ場では無いのだけど、かなり近所でキャンプできる立地である。

そのせいかほとんどソロキャンパーである。気軽にただキャンプをしたい!という人には好条件だと思う。意外なほど木々がしっかりとあり、ブッシュクラフト的な雰囲気もある。かと言って山の中すぎず手軽。ふと思いついてやってくるソロキャンパーは多いだろう。今回80%くらいはソロキャンパーだったのでは無いだろうか?

そしてそのソロキャンパーも嗜好が様々。リヤカーを貸してくれるのでガッツリ装備の人もいれば、自転車で軽装な人、バイクの人、私のようなクルマだけど荷物少ないキャンパーなど。いろんなソロキャンパーのニーズを満たしているようだ。

上記でも触れたがキャンプ場内の環境も悪くない。木々に覆われているが程よい木のバランス。手前は木が少なくグループやファミリー向け、奥は細かい木を残しブッシュクラフト的な雰囲気でソロキャンパー向け。それぞれが楽しみたい環境で陣取れれば、悪くない場所である。

そしてソロキャンプで2,750円という料金設定。近さを考えれば交通費含めてかなり安くキャンプを楽しめる。私の場合ガソリン2L(往復20km)使ったとして3,000円程度の出費!こんな安く訪問できるキャンプ場はそうは無いな!

■イマイチなところ

すぐ目の前に現実世界があること。私が設置した最もブッシュクラフト的な野趣あふれる最奥のサイトは、先述の通り目の前に緑のヘルシーロードが見えたり、新幹線が見えたり・・・ときには散歩者が焚き火に気付いて覗き込んだり(汗)。夜は近くの122号のロードノイズや、救急車のサイレンの音・・・。さほど気になるほどでは無いが、聞こえるたびに「ここは蓮田だな」と気付いてしまう。

また、心理的にも現実世界が近い。と言うのは徒歩3分くらいのところにコンビニがある。何かあればコンビニに行けばいいや的な感じがあり、サヴァイバルを味わう心理状態にはなりにくい(汗)。実際昼飲みして少し酔っ払い、このコンビニにじゃがりこを買いに行ってしまった!コンビニが近いというだけでこの体たらくだ!

あと、私は気にならなかったが、トイレが一つだけで男女共用というのは、女性は嫌かもしれない(個室のトイレ自体はキレイであった)。男性は個室手前に自分で流すタイプの小便器があるが、トイレとしては一つとなる。あとお風呂・シャワーもない。

■個人的反省点

今回の最大の反省点は、現実世界の誘惑に負けたことであろう。散歩やゴミ拾いはいいとして、やっぱり途中でコンビニに行ってしまうのは、サヴァイバルを楽しむ孤独ソロキャンパーとしてNGであったかな。まあ、あまり縛りを設けても楽しめないから、自由に好きなことをやればいいと思えばありなのかもしれないけど。

また、今回かなり軽装にしたつもりだが、もっと身軽にしたい。まだ不要な荷物や軽量化を図れるギアがある。今回軽量を図ったフィールドアのチェアは理想的なもので満足であった。コレは私のスタイルにバッチリ合う。

あと軽くしたいのはテントかな。現在メインで使っているノースフェイスのエバカーゴ2は3.5kgと決して軽くは無い。コレを山岳系テントに変更すれば、1kg程度になるはず。今狙っているのはいつか使ってみたいけど重さがネックのパップテント。実は山岳テントで1kgと超軽量のものを発見したのだ。しかも山岳テントとしては珍しくヒサシが付いているので、雨の日でも活躍してくれそう。近いうちご紹介できるかな(価格が高いので躊躇中)?

そして今回は料理に手をかけなかった。家にあるものをベースに焼き物中心のメニューとなった。しかし何の不満もなかった。焚き火で焼くだけで、楽しさと美味しさがある。でも何か物足りなさもある。焼いているだけ、煮ているだけでは何か物足りなく感じてしまった。

凝ったものでは無くても、もう少しワクワクするものをやりたい。あれをやってみよう、コレをやってみようと想像し、準備し、実践し、その反省をし、次回に活かす。キャンプのPDCAである。キャンプは準備から楽しさが始まっていて、終わって反省するところから次回のキャンプが始まっているのだ!

そして反省を活かし、次への準備をイマジネーションすることで、己自身をワクワクさせ、モチベーションを上げていくのだ。コレが、キャンプ場頼りのモチベーションUPでは無く、自分の力によるモチベーションUPである。

つまりは、蓮田という近い立地でも自分の準備とチャレンジ自体で、いくらでもキャンプを楽しく、いつもフレッシュに満喫することができるということなのである。キャンプで「楽しまされる」を卒業し、『楽しむ』をはじめて行きたい!「楽しむ」キャンプには最高の立地と言えるキャンプ上であったのではないか?・・・夏以外なら(汗)。

と、訳のわからない話になってしまったところで今回のリポートはおしまい。次回は群馬県にある竹林サイトのキャンプ場を訪問予定!お楽しみに!!!

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