(後半)近場で山キャンプしたい!WoodPAL飛駒オートキャンプ場

キャンプ

WoodPAL飛駒オートキャンプ場の後半です。

ゆっくりと宴を楽しんでいると・・・8時を過ぎたので、メインディッシュの牛ランプステーキを食べることに。この肉、実は宮田高原キャンプ場に行った際に食べる予定であったが、チキングリルのあとに流石に食べれないだろうと、持って行くのを取りやめ冷凍保存していたものだ。1ヶ月くらい冬眠していたので、流石に食べなければと今日のメインにしたのだ(だから日付がお盆近くなのだ)。166g・・・結構あるな(汗)。もともと二人で食べる予定だったからな~。

ちょっとまだ凍っているけど、いい熾火状態なので、じっくりと時間をかけて焼くことに。正直ソコソコおなかいっぱいなので、急いではいないのだ!できるだけ時間をかけて焼こう!

いい感じに片面焼けたので返す。あと反面をじっくりと。

15分くらい焼いてできたのがこちら!いい感じに焼き上がったかな~♪シンプルに塩のみでいただきます!!!と、地元近くの「肉の富士屋」で購入した国産牛ランプステーキを堪能したのであった。ちなみにさいたま市岩槻区にある肉の富士屋は、中々クオリティが高く、美味しいお肉が食べたいときには行くスポットなのである!

岩槻のお肉の相談所 肉の富士屋www.nikunofujiya.com

このあとは、9時よりシャワータイム。チェックイン時に「シャワーの予約は何時にしますか?」と聞かれたので、空いている中より選択したのであったが、これは有料であった(汗)。当たり前に聞かれたのでサイト料金に含まれているのかと思ってしまった・・・まあ、シャワー浴びたほうが気持ちいいのでいいのだけど・・・と、9時にシャワーにお出かけすることに。

管理棟隣にある炊事場、トイレのある建物にシャワーもある。シャワー室は2つありその1つを使わせてもらう(予約で使う場所も決まっている)。もう1つにはお母さんと女の子が入っているようでその声が丸聞こえであった・・・。まだできたばかりのキャンプ場なのでトイレもシャワーもとてもきれいだ!快適なシャワーを浴び、雨がやんだ坂道を心地よく登りながら、サイトに戻るのであった。

朝は5時半ころ起床。まわりの人も結構起きている感じがする。朝の散歩を兼ねてキャンプ場を散策してみることに。本当はキャンプ場外に出て飛駒の集落を散策してみたかったが、そこまで歩くだけで30分以上かかりそうなのでやめた。

アヒル小屋?アヒルちゃんがいるのか?と気になり近づくと・・・。

イター!!!しかも10羽くらいいる、こんなにアヒルがいるのか!朝方遠くからグワグワ聞こえていたのはこの子たちだったのか~。つぶらな瞳がなんとも言えない、としばらく眺めてしまった。

サイトに戻り朝食の準備開始。実は今日初チャレンジのギアを持ってきているのだ、それがこの袋の中に。この袋はそのギアを収納するように自作した巾着袋。

それがこちら、飯盒である!一般的な4号飯盒では大きすぎなので、2合炊きの「戦闘飯盒2型」を購入したのだ。自衛隊でも採用されていたという飯盒、これはロスコが忠実に再現したレプリカである!何社かレプリカを作っているようだが、ロスコは日本製なのでこれをセレクトした。

ROTHCO(ロスコ) 戦闘飯盒2型 シルバーAmazon(アマゾン)

下部でカレーを調理する。こちらは私が作ったインドカレーのベースを冷凍しておいたもの。これに具材を追加し加熱調理するのだ。

上部の中蓋にはお米を入れて炊飯を行う。・・・と言っても初めて飯盒を使うので使い方は知らない。この戦闘飯盒2号を紹介したサイトがあったので、その作り方を見て調理することに。下に水分のあるものを入れて、上で炊飯することを「水蒸気炊飯」というらしい。

①まず中蓋に米と水を入れ、30分吸水させる。

②下部にスープなどの水蒸気の出るものを入れて中蓋の米をセットし、湯が湧いたら弱火で12~15分強火で加熱。

③火からおろし15分くらい蒸らす。

とのこと。こんな短い加熱で大丈夫なのかな?と少し不安がよぎる。というのも、吸水はそこまで長くないが上記の時間は私が通常鍋で炊飯する時間とほぼ同じなのである。しかし某有名自動車メーカーのサイトで紹介されているので、信頼性は高いだろうと信じで調理開始。カレーは水を多めにして水蒸気で水分が飛んでも問題ないようにしておいた。

火にかけました!強火で凍っているカレー入り水を溶かす、温度差のせいか水滴が出てきた。そして説明通りに調理し弱火で15分おいたので、火からおろし蒸らす。しかし不安なので長めに火に当てることとし、さらに5分追加。かつ蒸らしも長めに・・・。結果、ご飯はめっちゃ芯が残った状態(汗)!なんじゃコリャ~!!!やはり炊飯時間が短いのでは?と、他のサイトもいくつか見てみると・・・ほとんどのサイトの説明では水蒸気炊飯の加熱時間は30分くらいかけているようだった(汗)。なんということだ。

急遽芯の残った米に水を加え再加熱を行うが、結果あまりうまくは行かなかった。カレーは煮詰めることで緩めになっていたものを美味しい濃度にすることができたが米は正直マズイ!我慢しつつ食べることとなった。飯盒炊飯、もっと勉強と実践そして失敗を繰り替えし上達しなければならないな!!!

こちらがそのカレーとご飯。見た目では米に芯が残っているのはわからないだろうけど、うまく炊けたご飯よりツヤがない感じがする。そして米も1合だと多すぎなのかもしれない。やけに詰まった感じになってしまって、それもマズサを引き立てていた(汗)。お百姓さんごめんなさい!と、最後まで残さず完食しました!!!

お口直しにさのまるの牛乳をいただく!

昨晩の雨が嘘のような快晴!気持ちの良い朝であった・・・が、9時ころになると暑くなってきた!まだ暑さが残っている今年の9月。夏はいつまで続くのか???と撤収をしながら思い、WoodPAL飛駒オートキャンプ場をあとにしたのであった。

■いいところ

最近できたばかりのキャンプ場なので、トイレやシャワーはキャンプ場とは思えないレベルにキレイ!キレイというのは、設備が新しいのはもちろんクオリティも含めて。商業施設のトイレのような雰囲気!こんな山の中にこんなトイレが!?という感じである。逆を言うとちょっと浮いている感がある。そして雨が降ったので、どろんこの足で汚くなってしまっていた。

各サイトは芝生のきれいなサイト、目隠しくらいの高さの植木に囲まれていてプライベート感が高い、私のいたソロ向けサイト以外は。私のところは芝生も植木もなく、まわりから少し離れて&段差で見えにくくなっている&自分のクルマが目隠しになっている。キャンプ場内の植木や木々はまだキャンプ場ができた場ばかりなので小さいものやスカスカな感じのところもあるが、これは数年で自然に溶け込む雰囲気になることであろう。

また予約サイトなどでマナーに関してかなりうるさく警告をしているせいか、かなり利用者のマナーが良いと思う。とても静かなひとときを過ごす事ができた(日中の子どもの声は置いといて)。隣の方、斜向かいの方などかなり静かに過ごしていた。

そして何より近い。出流原PA(ETC出口)までなら都内からでも1時間程度であろう。私のような玉っ子なら、一時間位でキャンプ場まで来ることができてしまうであろう。

■イマイチなところ

私のソロ推奨サイトは、予約時なら平日1,500円+大人1名1,200円=合計2,800円(他の広いサイトは3,500円+人数)であったが、週末になると3,000円+1,200円=4,200円になってしまう。なんと狭いのに他の広いサイトと同料金になってしまう(汗)。ソロサイトで4,200円(さらにシャワー代で合計4,700円!)は・・・ソロキャンプの金額では無いかな(涙)。

遠くのキャンプ場より交通費がかからないとはいえ、下手すれば3回位ソロキャンプできてしまう料金である!近さのメリットとして高い料金を払うか、それとも遠くの安いキャンプ場か・・・せめて広いサイトとは料金の差別化を測って欲しいな(私は基本ソロキャンプは3,000円までと考えている)!

またワイルド感を楽しむためにも、ソロ推奨サイトのまわりにはもう少し低い木々や草などは残しておいてよかったかな?すべてキレイに切られ、高い杉の木だけなのでなんか丸見え感があるのと寂しい感じがする。今回行った頃はまだ夏の日差しが残っていたので、杉の木ではあまり日よけにならず&雨が降ったけど雨よけにもならず。

その他はよく整備された良い「ファミリーキャンプ場」である。つまり、私のようなワイルド系のソロキャンパーは浮いてしまう(汗)。拾うような薪も無いので物足りない。これは・・・セレクトミスした私が悪いのだか。

■個人的反省点

今回は色々と食べ物を用意しすぎてしまった!途中で道の駅に寄り、あれもこれもと買ってしまったのがよくなかった。基本ある程度自宅で準備してくる派なので、買い出しは必要最低限でいいのに。昼にいなりはいいとして、夜にサラダを買ってみたり、いもフライを買ってみたりと、余分に買って残すわけにいかなくなり・・・食べすぎてしまう(汗)。これはよくないので食料のバランスには気をつけたい。

また今回初挑戦となった飯盒での水蒸気炊飯は大失敗に終わった。もっと調べてからチャレンジするべきであった。あまりにも失敗しすぎると、次回に活かす材料すら少なくなってしまう。わかったことは「もっと調べろ!」ということ。次回は事前に調べてチャレンジすることをここに誓いたい!

今回は唐松岳登山から1週間しか経っていないキャンプであったので、軽めに近場でと思っていた。雨の中一人で過ごしている時にふと思ったのが、キャンプの目的とは何なのだろうか?ということである。先週登頂した唐松岳には「頂上を目指す」という明確な目標がある。しかしキャンプにはあまり目的が無い。ただ自然のなかで過ごしたいというだけである。この目標の希薄さは、唐松岳の興奮がまだ心に残る中では強く感じてしまう。なんのためキャンプしているのか???と。

最初はわからないことだらけで試行錯誤していたのでまだそれなりに色々と目標があったが、今はただ時を惰性で過ごしているような感じになってきている。これでいいのだろうか?いつしか自分から楽しむものから、楽しまされるものに変わってきてしまっている。これは・・・私にとって大問題だ。

やはり目標を明確にしたい。キャンプを通じ何をしたいのか。思い当たることが一つある。前から何度もこの場で話しているが、私の最終目標は歩いてキャンプ場に行くことなのである。例えば登山、目標の山を目指しながら途中テントを張り一泊・・・次の日は山頂へ!!!という感じと同じような感じで、歩いて目標地点まで行く道中の宿泊地としてキャンプをしたいのである。つまりは、キャンプは目標ではなく通過点なのである。登山でテント泊することが第一目標で山に来る人はあまりいないであろう、あくまでも山頂が目標なのである。

何度も紹介しているが、私の趣味の一つは街道歩きである。また街道では無くてもこれまでに家から成田山新勝寺、家から秩父神社など、1泊2日、2泊3日くらいの行程で歩いて目的地にたどり着いたものだ。その旅の宿泊をキャンプにしてみたいのである。キャンプ・・・私のイメージは旅人が獣から見を守れる場所を探し、焚き火をして一夜を過ごす・・・ような感じなのだ。そんな旅人も野宿がしたから旅をしているのでは無い。目的地に行くことが最大の目的である。

この徒歩の旅とキャンプ、組み合わせとしては抜群に相性がよい。私の2つの趣味を一つに繋ぐものである。これをなんとかやってみたいのだ!のほほんとただ過ごすキャンプから旅のいち手段へ。そのためにはギアの軽量化を更に進め、30km~

40kmの徒歩ができるようにしていきたい!

さて、一つの目標が定まった。もちろん今までのキャンプは楽しみつつ、次なる目標へのステップとなるように日々試行錯誤していきたい(ギアを買い替えるだけだけど、スグにできる余裕は無いので地道に買い替えていきます)。

さてさて、今回のリポートはこの辺で。次回は超孤独なキャンプ場を見つけてしまったのでそこに行く予定!究極の孤独、いや極上の孤独か???なんのコッチャだけど・・・次回をお楽しみに~!!!

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