皆さんこんにちは。今回はキャンプでは無く登山の話しになります!・・・以前に番外編として唐松岳の登山をご紹介しましたが、その後登山にハマってしまったので、登山の活動もこのブログ内で紹介していく予定です。
さて今回の山は、栃木県栃木市にある太平山(おおひらさん)と晃石山(てるいしさん)だ!この2つの山は尾根伝いに繋がっているので、縦走することに。太平山は標高341m、晃石山は419m・・・標高は低い山であるが、身近な低山ならではの魅力が詰まった山なのである!
我が家からこのエリアの山は近い。東北道を北に進み・・・一番最初に見えてくるのは標高229mの三毳山(みかもやま)、そして唐沢山とこの太平山のあたりなのである。ちなみに三毳山、唐沢山は両方ともに登頂済み。なので今回は太平山にチャレンジすることで、佐野&栃木市の三低山を制覇してやろうという訳なのだ!
ちなみに、今回は前回の唐松岳登山の反省を踏まえてのギアの買い替えは間に合いませんでした(汗)。なのでギアの問題は解決されていません!
ということで、たどり着いたのは太平山神社の麓にある駐車場。直ぐ側には元西武ライオンズ、現コーチの小関竜也さんの母校である国学院栃木高校がある。そこから太平山神社までの階段の参道を上り神社でお参りをして奥宮へ。そして尾根伝いに晃石山を目指し、戻ってくるという往復のコースだ。
駐車場を出ると早速の階段・・・長い(汗)。登山というよりも階段を登っているだけでは無いのか?という場所である。周辺は鬱蒼とした雰囲気ではあるが、ちらほら花が咲いていて心を和ませてくれる。階段を登ると見えてくるのが下画像の門である。
ん?神社に門???近くにあった掲示の説明を読むと、これは「随神門」という門。太平山神社は元々お寺であったらしい!江戸時代に神仏混合の時代となったが、明治に分離される際に神社になったそうだ。門の中の仁王様がしっかりとこちらを見ていた。門をくぐると・・・まだ階段が続いているではないか(汗)!そんな階段の修行を無事終え、神社にたどり着くことができたのであった。
こちらが太平山神社、山に入らせてもらうご挨拶をすることに。この神社の右側に小さな山に入る道があり、「奥宮5分」と書かれている。え???あと5分で山頂なの?と拍子抜けしてしまう。ほとんど階段登りではないか!
あっという間に奥宮にたどり着くも、山頂を表すような標識など一切ない&眺望もゼロである。ここは本当に山頂なのか???と疑いながら次なる目標の晃石山を目指すことに(あまりにも拍子抜けし写真を撮り忘れる)。
しばらく進むと石がむき出しになったルートが出てきたりと、今までの整備された山道からワイルドな道へと変わってくる。
「右に進むと富士浅間神社」という標識が。・・・しかし今は晃石山を優先することしてパスをした。
尾根伝いの山道を歩く。そんなに激しい道ではないので、のんびりと歩くことができる。
しばらく進むと林道に出てくる。この先にある無線中継所への道路のようだ。この道を横切り再び森の中へ。この先にあるぐみの木峠を過ぎると急登が部分的にあり、それなりに体力が必要な感じに変わってくる。私のツレは小学生が遠足で登るレベルと舐めて来てしまい、トレッキングポールを持ってこなかった。私がその辺に落ちていた木を適当な長さで切って、杖とすることを提案する。
道中見晴らしのいい場所が2ヶ所ほどある、どちらも筑波山がよく見えた。しかし多くの人が休憩をしていたのであまり場所が無く、少し立ち休憩をしただけで我々は先に進むことに。
途中で駒形石というものが。この辺は結構な上りである!ツレのスピードは低下(汗)。岩と木の根っこの急登を頑張り登るのだ!
少し進むとまたなだらかな道へ。もう晃石山山頂は近いはず。がんばれ~!
と思うとまた急登が!途中犬を連れた女性が一人いたが・・・このあたりで犬は最終的に抱えられていた。
中には細い道もあり、思った以上に登山の山である!低山と舐めてはいけない!!!
ここが最後の上り!頂上を前にまたそれなりの急登だ!しかも木の根っこの階段になっている・・・これはこれで雰囲気あるな!奥に見えるのは晃石神社の奥宮!頂上だ!!!
いや~!着きました!!!思ったよりもしっかり登山だった!私はちゃんと準備していたが(心も)、ツレは舐めてかかっていたので予想外の急登にかなり参った様子であったので、頂上へたどり着くとかなり喜んでいた。
北東側の奥の方には男体山が見える!手前は東北道の両際にあるゴルフ場だろうか。ちょっと削れて山肌が見えている山は、葛生町のセメント鉱山であろう。
ここでランチを楽しむことに。今回は自宅から直接来たので、家でおにぎり(私の担当)を握ってきた。お弁当はツレの担当。
キャンプで使っているグランドシートをひろげ、SOTOのテーブルを広げる。キャンプ道具も一部登山用に使えるものがあるとなんかウレシイ!と、無事に晃石山までたどり着くことができたのであった。
30分ほど山頂に滞在したあとは来た道を引き返し、太平山神社で登頂成功のご挨拶をして駐車場へ。無事下山したわけだが・・・太平山の山頂は本当にあそこだったのか?気になり調べると、なんと途中にあった「冨士浅間神社」が山頂であった!奥宮は山頂ではなかったのだ!!!これは・・・やってしまったな(汗)。まあ、太平山神社の神様が「また来いよ!」と言っているのであろう(笑)!
それでは今回の太平山&晃石山のまとめを。
■いいところ
何よりも近いことである。我が家からすいていれば東北道を経由して1時間程度であろう。そして神社入口に駐車場があることもウレシイ(階段下)。気軽に登って楽しめる山である。しかも晃石山は360度とはいかないものの木々の合間から眺望があり、それなりの美しい景色を楽しむことができる。短いルートではあるが、部分的に登山らしい急登があったりと、それなりに登山を楽しめる場所だ。近場でサクッと登山を楽しむなら、三毳山・唐沢山・太平山の三山は気軽で良い場所である。
■イマイチなところ
眺望があるところは、ぐみの木峠から晃石山までの間の2ヶ所(筑波山がよく見えるところ)、と晃石山山頂と限られる。ただ太平山神社からも景色を楽しくことができるので、低山といえどもなかなか見晴らしの良さを堪能することができる。なので決してイマイチなところではない!!!
■個人的反省点
太平山に登って山頂に行かずに降りてきてしまった(汗)。事前にちゃんと調べずに登るからこうなってしまうのである!!!太平山山頂は眺望がないと下調べであったので、うっかり奥宮のところも眺望がなかったのでそう思ってしまった。しかしものは考えよう。次に登るチャンスをいただいたのだ!なので今回は晃石山登山であったということだ。忘れないように地図にまとめておいたので、次は必ずや太平山に登頂するぞ!
また登山用品では唐松岳登山の際のものから変化はなく、登山靴は底が減ったものを使用した。しかし、この山は岩がメインではなく土の登山道が多かったので、大きな問題にはならなかった。でも次回までには買い替えたいな。今狙っているのは国産メーカー「キャラバン」のC1-02Sである。比較的安価かつ評判もよく、そして日本人の足には一番フィットするであろうからだ。私は比較的幅広甲高なので・・・。
また日帰り登山用のザックもほしい。今回使っているのは、1992年製グレゴリー(旧タグ)のものである。サイズは25Lくらいでちょうど良いのだが、はっきりいって古い!そしてビンテージ価値が出てしまっているものなので、登山で使ってしまうのはもったいないレベルになってしまっている!おそらく20,000円前後の相場である感じ・・・売る気は無いけど(汗)。今狙っているのはカリマーのアルタイル25である。軽量でそれなりの容量があり、何よりオリーブがあるのがウレシイ(キャンプでも使えそう(笑)!)。
この他にも、ベースレイヤー、トレッキングポールを新調したい・・・金がかかるな~(汗)。
最近めっきり登山にハマってしまったが、やはり登山は「頂上」という明確な目標があるのが面白い。人間は目標があると、少し大変でも頑張れてしまうものなのだ。はっきり言って登山は楽しいだけではなく、つらいことのほうが多いのかもしれない。そんなつらい思いして何が楽しいんだろう?と思われても仕方がない。
しかし、つらいからこそゴール(頂上)にたどり着くときの達成感が心地よいのである!一生懸命頑張って目標達成する、これほど快感なものはない。逆をいえば、苦労せずに目標達成しても何もうれしさが無いのでは無いだろうか?人生は目標だらけである。その目標に苦労してたどり着くか、ラクにたどり着くか・・・もちろん楽しく得るものが多く、人間として成長できるのは苦労して達成する方であろう。
私は若いときはどちらかと言うと後者(ラクして達成派)であった。・・・もちろんそれなりの努力をしたことはあるが、『努力の楽しさ』を知らなかった。それはおとなになってから(いい歳こいて)目標を持ち、努力して達成する楽しさを知ってしまったからだ。それは28kgのダイエットであった。この話しをすると長い(これだけで一つのブログになるな(汗))ので割愛するが、その目標達成のために毎日ウォーキングを始めたり、食事を見直したり、制限をかけながらも、いかに楽しむかを考えた。
そしてその努力の中で私は「歩く」楽しみを見つけた。ここから私の街道歩きの趣味が始まったのである。そして「食べ物の味」を初めて知った。今まで味の濃いものばかり食べていたので、塩もなくそのまま食べることで素材のもつ本来の味(美味しさ)を知ったのであった。その楽しみの中で努力を重ね、気づけば目標とした体重まで減らすことができたのであった(ドーピングや金の力に頼ること無く)。
努力、というとピンとこないが、簡単にいえば「自分の限界を少し超えた」状態である。この状態が自分を成長させてくれ、新たな発見をできる状態なのである。この楽しさを知ってしまうと、努力しないものに楽しさを感じなくなってしまったのだ。「楽しまされる」ものに興味が無くなり、「自分が楽しむ(PLAY/挑戦する側)」ものだけに楽しさを感じるようになってきた。
街道歩き、登山、料理、絵画、ギター・・・キャンプも、人に楽しませてもらうものではなく、自分が頑張らなければ楽しくないものである。そして頑張ればできるようになる、目標を達成できることを知ってしまったのだ!そしてそれが自分の可能性を広げてくれるスバラシイ趣味であり、生きがいなのだ!
さてさて、いつも通り話が逸れたところで今回もおしまい。次回は登山か?キャンプか?とりあえず10月下旬にキャンプは決定しているので、その前に思いつきで登山に行かなければキャンプのはず!!!お楽しみに~!!!
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