(後半)歩いてキャンプ場に行ってみよう!蓮田裏庭キャンプ場

キャンプ

さて、蓮田裏庭キャンプ場後半です。

やっとのことでキャンプ場にたどり着いたので・・・休みたい(汗)!しかし、まずは休む場所を作らないといけない!

色々と今日の居場所を物色したが、結局私の好みは前回訪問時に滞在した、見沼代用水が木々の間から見える西側の端っこであった!北側の森に面した場所や南側の開けたところも考えたけど、北側は人が多く(ソロキャンパーはなぜかここに集中していた)、南側は隣地の家のそばなので回避したのだ。

やっとリュックをおろす。そう言えばここまで一度もまともに休憩をすることはなかったな、と今頃気づく(汗)。カリマーのプレデター30に全てを詰め込んだ。これに収めるにはかなりの軽量化と、持ってくるのを諦めたギアもあった!しかし・・・こんなナイフが着いた状態でよく職質されなかったな(おまわりさん気づかなかったかな?)!

今回持参した荷物を拡げてみることに。

左上から右に

①ピコグリル(焚き火台)②コールマンのインフレーターマット③着替えの下着類④箸や調味料や水をいれる容器.LEDランタン、ペグなど細かいもの⑤プレデター30とナイフ(剣鉈)、カーボン製伸縮ポールなど⑥焚き火シート⑦タオルなど⑧防寒用ダウンジャケット⑨アウトドアチェア(ロゴス)⑩戦闘飯盒⑪テント(プロモンテVB-200)⑫テント用のグラウンドシート⑬モバイルバッテリー⑭プリムスマイクロランタンとガス⑮キッチンペッパー⑯保冷用のアルミ蒸着袋(買い物したものが入っている)⑰SOTOフィールドホッパー(テーブル)⑱寝袋(ナンガオーロラライト350DX)⑲ブランケット

である!何を持って来たか後で検証するために撮影したのだ。不要なものはどれだったかと反省会のためだ!

早速テントを設置開始するが・・・地面がフカフカすぎて、登山用の短いペグだと効かない場所が(汗)。仕方ないのでたくさん落ちている天然ペグ(枝)を加工しX字になるよう追加で差し込む。枝のYの部分がいい感じにロープを抑えつけてくれる!

そんなアクシデントを乗り越え設置完了!ぱっと見はいつもとたいして変わらない!いつも荷物が多すぎなのかな(汗)。このあと管理人さんに薪を貰いに行くことに。実はこのキャンプ場は歩きor自転車で来ると薪を無料でもらえるサービスがあるのだ!

さて、落ち着いたところで昼食を。埼玉名物肉汁うどんである!このキャンプ場のそばに製麺所があり、来るときにそこの直売に寄り買っておいたのだ。

これを購入していると、お店のお姉さんが「キャンプですか?」と声をかけてくれた。「すぐそこのキャンプ場ですよね~、駅からバスで来たんですか?」と言われたので、「いや、家から歩いて来ましたよ」と返事すると絶句していた!「え、駅から歩きって事?」「家ってどこ?」「どうやって?」「どのくらい?」とかなり質問攻めにあった(笑)!おかげで楽しい一時となった!

岩崎食品工業 | 埼玉県蓮田市 製麺業埼玉県蓮田市の創業70年の製麺メーカー岩崎食品工業のウェブサイト。埼玉名物肉汁うどんwww.iwasakifoods.co.jp

そんな楽しい思い出のうどんを茹でていく!その間にスーパーで肉汁うどん用に購入した豚肉と野菜のつけ汁を作る。本当は豚とネギで作る予定であったが、ネギが一本売りしていなかったので、カット野菜を購入したのであった(荷物を減らすため妥協)。

こちらが出来上がりの図!ネギはカット済みのものを散らすことに。うどんは手打ちのような食感で、もちっとしつつもしっかりとコシがあり、とても美味しかった!ちなみに寒いので熱盛にしました。

食後は少し近所を散歩することに。実は、6人くらいの若者が結構な声を出していたのである。この日はこのグループ以外はソロキャンパー5人くらいと、ソロ2人のグルキャンしかいなかったので、みんな静かに過ごしていた。しかしこの一組だけ団体、お酒も入って盛り上がってしまっていたのだ(汗)。なので少し外に出ようと思ったのだった。

しかし、これだけ歩いたあとなのでやはり体に痛みが出始めている(汗)!よせばいいのに結局1時間くらいダラダラ散歩してしまったのだった。もちろん疲れ果ててキャンプ場に戻り・・・しばし昼寝をすることになった!テントのメッシュ越しに冬の風を少し感じながら気持ち良く休むことができた!

ふと気づくともう夕暮れ、冬至を過ぎたばかりなので夕暮れが早い!西に面した場所なので、田んぼに沈む太陽を木々の間から眺めることができた。静かだな・・・なんとあのうるさい団体がいなくなっている!幸運なことにデイキャンプだったようだ、コレは助かった!キャンプ場は静かな夜を迎えることとなった。

さて、それでは夕食の準備を。今日はいつもより手抜きです(汗)!荷物を減らすためにレトルト等を活用することに割り切ったからである。こちらはモツの土手煮(レトルト)をベースに野菜(カット野菜のあまり)と豆腐を追加し鍋風にしたもの。寒い時期は鍋に限りますな〜(温)!キャベツに味噌が染み込み美味しかった!

今宵のシメはは自宅から持ってきた豆餅。こちらは私が自分でついた物だ!大豆と青のりの豆餅と、黒豆の豆餅。正月用に餅をついたので(餅つき機だけど)、ついでに作ったものだ。しかし自分でついた餅はうまい!少し粗めについて硬く歯ごたえのある感じに仕上げるのが好みだ。

熾火で焼いた豆餅は外はカリカリで豆の香りが引き立ち、中はもっちりと仕上がり超美味であった!やはり手作りのものがうまいな〜!と、冬の長い夜を堪能したのであった(このキャンプ場は焚き火は20時まで)。

翌朝、味のあるトイレの前。いやー、長い夜であった・・・そして大変な夜であった。実は真夜中に金縛りにあったのだ。そして現れたのはこのキャンプ場(農家)の先祖たちであった。私に「この土地から出ていけ〜!」と怒っているのだ(汗)!彼らが言うにはこの下に彼らの骨があるとの事だ(汗)!!!私はちゃんとお金を払って許可を得てキャンプしているのだが・・・。

しかし彼らに説明しようにも金縛りにあっていて言葉が話せず「あう〜」といった感じの言葉しか出ない。とにかくこの場を乗り切ろうと「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と声に出していたが、それもうまく言葉にならない(汗)!しかしそれを唱え始めたおかげなのか、いつしか彼らはいなくなり私もいつしか眠ってしまっていた・・・。

金縛りにあった事がある人ならわかると思うが、金縛りの最中は体は寝ていて、脳は起きているような状態である。だから体も言葉も思うようにならないのだ。そして半分夢のような世界でもある(もちろん出てきた農家の祖先も夢の産物であろう)。しかし、他のキャンパーと距離を取っていて良かった。必死に「アウアィアウウ〜(南無阿弥陀仏)」と声を出してしまったので、もし近かったら周りの人はその声に恐怖だったかも知れない(汗)。

さて、それでは朝食の準備を!朝ご飯もレトルトをメインに。そしてごはんは登山でいつもお世話になったているアルファ米である!ちょっと古くなってしまったものがあったので、この機会に使おうかなと持ってきたのだ。と、調理をし始めると何と雨が!まさか雨の中歩いて帰るのか(汗)?

雨はドンドン強くなる。天気予報を見ると10時くらいにはやむようである・・・逆にのんびり過ごそう(笑)!お湯を沸かしアルファ米を膨らまし、タイカレーを温める。レトルトの袋から出したのは余った食材(野菜など)を入れて調理するためだ。冷えた体に温かい食事というものはありがたいものだ〜!

雨は9時半くらいにはやんだ。しかも背の高い大きな木々が茂るキャンプ場なので、部分的には雨が落ちてこない場所がある。その場所に荷物を移動しながら片付けを始める。おかげで乾燥撤収に成功することができた!良かった〜、湿って重いものを持って帰らずに済んだ!

すっかり青空が、コレは気持ち良く帰れそうだ。昨日のご先祖様はもう怒っていないようだ(笑)!私の歩きキャンプ初挑戦を見守ってくださったのであろう。この場所で過ごしたことに感謝し、家までまた歩くのであった。

しかし体のダメージはかなりのものだ。帰り道は昨日以上にキツくなりそうだ(汗)。足も肩も痛い・・・蓮田駅から電車で帰ることも頭をよぎったが、それではすべてが水の泡、根性で歩くのであった!

これが帰り道最後に撮影した画像、昨日の歩行者と自転車専用踏切だ。電車が来たから撮影するしたのだがその余裕もここまで、このあとの2時間は体の痛みとの戦いであったのだった!

さてさて、それでは今回のキャンプのまとめを。

■良いところ

今回のルートはたまたまだけどほぼ緑のヘルシーロードという歩行者と自転車専用の道のみでほぼ完結しており、歩きやすかった。アップダウンもほとんど無い。初チャレンジにはもってこいの初心者コースであったといえる(誰もチャレンジしないだろうけど)。

またルート近くにスーパーや製麺所があり、かつキャンプ場そばにもコンビニかあるので、食材の重さを軽減できるのもうれしい。かつ冬だったのでクーラーボックスを使わずに済んだのも大きい。歩きキャンプは冬が適しているのかもしれない。

キャンプ場には歩きまたは自転車での来場で薪サービスがあるのもポイントが高い。歩きで薪を持参するのは厳しすぎる(まあ、雑木林のキャンプ場なので、天然薪もたくさん拾えるのだが)。と、徒歩キャンプにはかなり良い条件が揃ったキャンプ場と言える。去年利用した際にも自転車キャンパーを見かけたことがあったし、この日も1人いた。

またトイレが改修され、以前は男女共用の洋式トイレ一つのみだったのが、男性小専用の便器が2つ設置され、洋式は男性は大のみ+女性用となったので、以前より洋式トイレがキレイに使われやすくなったと思う。

近場で気軽に楽しめるのキャンプ場なのでソロ率も高く、私のようなキャンパーには重宝する場所だ。

■イマイチなところ

しいて言えば少し高いかな。近場で交通費がかからない(特に今回は歩きのためほんとに0円)ので納得できるが、ソロで3,000円近いのはちょいとキツイ。しかし最近ソロでも3,000円台もザラなので、距離などを踏まえれば良心的なキャンプ場と言える(栃木県で3,000円超えなどもある)。

最近キャンプ場の値上げが多く、ソロ利用が一段と厳しさを増しているので(10月に訪問したキャンプベースナガトロも2,000円から脅威の5,000円になってしまった)、ここも頑張って欲しい。巷ではキャンプ熱が下がってきている昨今、値下がりをしていくことを願う!

■個人的反省点

今回は初挑戦なので想定外なことがあった。それは16kg程度の荷物でかなり体に負担がかかってしまったことである。先述の通り私は街道歩きなどで6〜8kg程度のリュックを背負って1日35~45kmの道のりを2~3日歩いている。その際、もちろん体へのダメージはある。しかしその約2倍の重さがあるとはいえ歩く距離は半分以下だ。ここまでのダメージが体に残るとは思わなかった。

それでも今回はできる限りギアを軽量化&減らしての訪問となったが、結果イマイチor軽量化の余地があった装備はこちら。

・プリムス P-541マイクロランタン・・・小さく軽くて優秀であるが、明らかにLEDランタン(ゴーゼロ)のほうが軽く明るくコンパクトであった。

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・モバイルバッテリー(Anker PowerCore Essential 20000)・・・容量が大きくいいものだが重い!約350gのオモリを持ち歩いているようだ。10000mAhくらいのものであれば半分くらいになるので要検討。

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・アウトドアチェア(ロゴス)・・・このキャンプ場は特にだが地面がフカフカで足が地面に潜り込んでしまった。軽いしくつろげる軽量のマットで良かった。

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・コールマンのインフレーターマット・・・意外と重いので、もう少し軽量なものになるといい(しかし820gとまあまあ軽量)。サーマレストのマットなら500gくらいかな?・・・と欲を言えばだが、まだまだ軽量化の余地がある。

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・剣鉈120(トヨクニ)・・・刃渡り120mm、刃厚4.5mmの剣鉈は重い!バドニングはできないが、重さを考えれば小さいナイフでよいかと思う。もしくはもう少し軽いフルタングのナイフとか。

土佐アウトドア剣鉈120 日立青紙2号鋼 黒槌目 ステンツバ輪 木柄オイルステン:チェッカー 木鞘オイルステン/皮バンド 晶之作 トヨクニ tautodoa_cp-911Amazon(アマゾン)

※似たもので私と同じものではありません。

・・・と、細かいもの一つ一つを積み重ねれば、2kgは軽くなるはずだ。

この装備の重さで2日目の帰り道は、正直蓮田駅から電車に乗る誘惑に負けそうになった。その誘惑に勝ち蓮田エリアを脱出したものの、さいたま市春岡地区に入ると今度は見沼自然公園近くにある国際興業バスの「さいたま東営業所」行きのバスに乗ってしまう誘惑に惑わされた(汗)。しかしバス停の時刻表をみると、3時間は来ない予定であったので諦めたが。残り3キロくらいの道のりが恐ろしく遠く長く感じた。

この感覚、そして体の痛みは初めて街道歩きの際、家(埼玉県さいたま市)から2泊3日で歩いたとき、小田原まで残り10kmを切った地点で感じたツラさと似ていた。この時は太ももの付け根が激痛過ぎて国道1号線を走るバスに乗りたい衝動との戦いであった。結局我慢し歩いて小田原宿にたどり着くことができた・・・だから今回も負けられない!!!と、最後まで歩ききったのであった!

この諦めるという誘惑との戦い。誘惑とは、なんと人の弱みにつけ込むことがうまいのであろうか!そりゃそうである、自分自身なのだから自分の弱い部分を知っていて、さも諦めることが正論のように言ってくるのだ!コイツに負けずに歩ききる、これは今までの経験で乗り越えることができることを私は知っているのだ。経験とはなんと強い味方なのであろうか、だからその誘惑に論破されず、自分を信じて乗り越えれば一つレベルが上がると信じ歩く事ができるのだ!ゴールのときにみなさんも聞こえるはずだ、あの日本一有名なレベルアップのメロディが!

さて、こんなところで今回の初歩きキャンプのリポートはおしまい。次回は栃木県の那須にあるプライベートキャンプ場で2024年のキャンプ初めをする予定!お楽しみに~!!!

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