さて、サンアメニティ北本キャンプフィールドの後半スタート!
おでんを調理中!大根とさつま揚げを投入し火にかけているところ。出来上がりまではまだまだ時間が必要だ。
おでんを調理中!大根とさつま揚げを投入し火にかけているところ。出来上がりまではまだまだ時間が必要だ。
その時間を埋めるべく登場したのはこちらの牛タン。こちらもヤオコーで半額となっていたので購入したものだ(笑)!塩でシンプルに頂くことに。
気付けば空はいい色に!私はこの空の青が好きだ。
牛タンを熾火になっている場所でじっくりと焼く。焦らずじっくり・・・すると、ふんわり柔らか&香ばしく美味しい焼き上がりになるのだ!
そんな牛タンを少しづつ味わいながらおでんを1時間くらい調理。結構いい頃合いでは無いだろうか?
はい、こちらがおでん。大根は丸いままだとデカくて飯盒には入れにくいので、十字にカットしている。よくシミていて美味しかった!!!
こちらはスルメを醤油と酒で漬け2日ほど置いたもの。スルメが程よく酒と醤油を吸って膨らみ、もとの厚さに戻りつつありながら、スルメらしい味わいも残ってウマい・・・しかしおなかいっぱいになってしまったので、おでんを半分弱残しこちらで夜の宴を楽しむのであった・・・。
次の日の朝、昨晩は10時ころに就寝・・・初のハンモックの夜を過ごしたのであった。まず感想を一言で言えば・・・『快適すぎる!!!』(笑)!こればびっくりした、個人的にはテントよりもリラックスでき、とても気持ちよく眠ることができたのであった。しかもサーマレストのマット&ナンガのオーロラ900DXのお陰で、朝の最低気温はマイナス3℃という寒い状態でも、全く寒さを感じず快適な夜を過ごすことができた!
実は一つ秘密道具として湯たんぽを仕込んでおいた。昨年購入したけどほとんど使わなかったマルカの湯たんぽを持ってきたのだ。これが実に素晴らしい効果を発揮していた。前回2月にこのキャンプ場に来た際は使い捨てカイロを使ったのだが、ほぼ意味が無かったくらいな状態であったのに対し、こちらは膝裏あたりに置いて寝たが朝までじんわりあたたかであった。湯たんぽスゲーぇ!朝もほんのり温かかったので、顔を洗う際に使った。
マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524Amazon(アマゾン)
朝は前回訪問時に荒川周辺を歩いた際にゴミが気になったので、それを少し回収することに。前回は自転車のため持ち帰ることができず諦めたのであった!
上記のゴミを回収。隣にある北本水辺プラザ公園の周りで主に。恐らく公園利用者のものが風で飛ばされた?というものや、意図的に捨てたもの、または意図的にゴミ捨てにやってきた輩のゴミという感じであった。北本市の啓発の看板・・・の効果は薄いようだ(汗)。
朝の炎は、最近チャークロスが無くなり使っていなかった火打ち石&火打金を使用。昨日の夜の焚き火の際に、いらないTシャツを入れた缶をぶち込みチャークロスを作っておいたのだ。
火花が移ったチャークロスをフーフーして落ち葉や松の葉などに移していく。
火がつきました!火打ち石&火打金は、自分で火を作っている感がファイヤースターター以上にあるので楽しい。
この火を小枝に移し、徐々に大きなものに移し火を安定させるまで育て上げる。
その炎を使って作るのは昨日の残りのおでんの再調理とごはんである。
それがこちら。飯盒と蓋はごはんを炊くのに使ってしまったので、中蓋でおでんを調理することに。サイズが小さいのでご覧の通り溢れかえっています(はんぺんと白菜、ベーコンを追加投入)!!!
・・・と、朝ご飯を終えて撤収を開始。しかし、ハンモックは片付けも早い。木から外してくるくるまとめるだけ(笑)!今回のDDタープのハンモックは大きいのでコンパクト化にはさほど繋がらないものの、ここまで荷物を減らせることと設営撤収の楽さを考えると、歩きキャンプでも十分に使えるのではないだろうか?
ハンモック本体が1,250gで、ハンモックの紐(ウーピースリング)が100g、ツリーハガーが120g、スリーブが60g・・・合わせて1,530gである。これにハンモックを立体的にするポールもあるのだが、今回わなくても良い事がわかった。参考に私が良くソロで使うプルモンテのVB-200は1,120g、これにフィールドアのカーボンポール200g×2とグランドシートが200gくらい・・・合わせて1,720g!なんとかハンモックのほうが軽くできる!
と、初のハンモック泊を堪能したキャンプであった。コレは癖になるな、次はどこで揺られようか(笑)!
■良いところ
このキャンプ場の最大の魅力は『近くて安い』である。うちから約24キロ、一般道でも一時間あれば着く事ができる。さらに利用料は500円(残念ながら2024年4月以降は900円に、しかしそれでも安い)!
ガソリン代を考慮してもかなり安くすむので、気軽に訪問できるのがうれしい。・・・しかし、ソロキャンプは楽しいが人気の為か物価高なのか、サイト利用料が高い場所が多い。下手すると5,000円近くになる場所もある。もはやビジネスホテル並みの金額だ(汗)!
なので私は独自ルールとしてソロキャンプのサイト利用料は上限3,000円までと決めた。そうなると一気に使えるキャンプ場は減ってくる。関東近郊だと3,000円でも安い方だからだ。つまりは900円に値上がりしたとしても、このキャンプ場は破格なのである!
我が家から最も近い蓮田裏庭キャンプ場は2,750円と良心的な価格で頑張ってくれているが、金額も含め比較すると北本は蓮田といい勝負だ。個人的には無骨な林の中で過ごせる蓮田に対し、近代的装備の整った人工的な北本は雰囲気としてはイマイチである。しかしこの価格差は大きい!
もちろん金額が全てではないが、頻繁にキャンプに行く私としては、時折ここを利用して費用を抑える役割を果たしてくれる場所でもあるのだ!
■イマイチなところ
上記の通り『人工的なキャンプ場』である点に尽きる。蓮田が林なら、ここは公園である!しかもかなりキレイに整備された公園だ。ワイルド感皆無(汗)!何ならテントなしで地べたにダンボール敷いて寝たって構わないような雰囲気である(キケンなビジュアルだが)!
なので野営感や孤独感、サバイバル感といった私が求めるエッセンスは1つもない(汗)!感じるのは近くのサイトの気配と明るい電気の照明、そしてほのぼの感といったところか?もちろん野営的キャンプが苦手な人にはとても良い場所だ!夜でも闇の怖さも無い。真夜中の都会の公園のほうがよっぽど怖いであろう。
まあ、コレは趣味の問題なので、人それぞれというところでしょう!
■個人的反省点
今回初めてハンモック泊をして一番反省する点は、今までハンモック泊をしてこなかったことだ!なんてもったいないことをしていたのか・・・こんなに手軽で快適で楽しい物があったのに。
なんとなく先入観で敬遠してしまっていたのであった。先入観とは、①狭そう②寝にくそう③むき出しで不安④荷物を入れるスペースがない・・・など。確かにテントと比べれば狭いが、思ったほどでは無かった。もちろんXLサイズだからというのもあるが、結果的に④の荷物の問題も、貴重な物はハンモック内にしまえる程余裕があった(足元枕元などに)。
②は腰が曲がった体制が続くので辛いかと思っていたが、さほど気になるものでも無かった。むしろ体全体をふんわりと支えてくれて体重の分散化ができ、とてもリラックスして眠ることができたのだ!テント泊では中々感じたことのない快適さで、今までのキャンプで一番よく寝れたかもしれない!
もちろん中に仕込んだマットの力もあるだろうが、前回サーマレストを初めて使ったテント泊の時よりも断然快適さを感じた。そして思ったのだ『ハンモックでまた寝たい!』と(笑)!
しかし、意外な事実が判明する。それは、意外とハンモックを張れるキャンプが無いことだ。ハンモックに必要なものは『木』である。この木がそもそもない青空キャンプ場では無理。自立式のポールなどを使えば可能だが、全く色気がない上にハンモックで感じる『木と一緒になっている感覚』が無いのだ。
ハンモックで一番感じたのは、今まで以上に木と密接な時間を過ごすことになるということである。木にハンモックやタープを繋いて1つになる。これほど木を感じ感謝する環境は中々無い。私はキャンプ場をあとにする際、お世話になった木に『1日ありがとう、また来るね』と心で声をかけた。それほど親密になれるものなのだ。
たがその木がない場所が多い。もしくは木があっても区画サイト内にいいバランスで木がなかったり、樹木保護のためそもそもハンモック禁止であったり。ハンモック泊は結局のところ少数派という現実に気付かされたのであった(涙)!そんな貴重なハンモック泊を楽しめる場所を探し求める・・・のも楽しいからいっか(笑)!
しかしこんな素晴らしいハンモックを先入観で敬遠してしまった私自身を一番反省しなければならない。決めつけ、何と言う愚かな行為であろうか。知りもせず勝手なイメージで決めつけてしまう。コレはキケンな行為である。ものだけにとどまらず、それが人であったならば・・・何と酷いことであろうか?
話もせず見た目や雰囲気だけでその人を勝手に判断し敬遠してしまう。こんな経験をしてきてしまっているはずだ。何様であろうか、上から目線で何の根拠もなく決めつけて区別してしまう。悪く言えば『差別』である!コレはあってはならないことだ。人にもだめなら物にもだめだ!もちろん自然にも。全てにフラットに素直な心で向き合い、相手や物を知ろうとする勇気を持つこと。それが良さを知るという最初の一歩なのだ!
さてさて、今回のリポートはこの辺で。次回は・・・やはりハンモックで寝たい!そんな場所を探しているところでーす(笑)!次回をお楽しみに〜!
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