(後半)直火にチャレンジ!フォレストサンズ長瀞

キャンプ

さてさて、フォレストサンズ長瀞の後半です。

途中トイレから戻ってきたときにマイ・テントを撮影。こう見ると完ソロ状態なほどポツンと感がでている!この手前右下に一人、デッキ下に一名ソロキャンパーあり。

コチラは新調した携帯箸。以前使っていたベルモントの携帯箸はコンパクトに収納できて良かったのだけど、丸いのでテーブルに置くとコロコロと動いて落下(汗)、ということが多かったので、コチラの箸を購入することに。この箸は年始に訪れたちばむらオートキャンパーズリゾートの帰り道に、前橋市にある手作りの箸屋さん「箸久」で購入したもの。これは六角形で転がりにくい(袋は私のハンドメイド)!

ちなみにこの箸久さんは昔取材の仕事で訪れたことがあり、当時は場所も違うところにあった。ご主人自ら取材に応じてくれ、国内産の木材を一本一本削り出し、そして漆塗りまで行っているコダワリを語ってくれたのであった。その時に群馬県産の木を使った箸を購入し、長年愛用していた・・・が、残念ながら半年ほど前に折ってしまったのだ(涙)!手に馴染む優しい風合いの箸でとても気に入っていたので、その家用箸と合わせこの携帯箸も購入したのであった。

箸専門店 箸久(はしきゅう) オンラインショップ【最短当日出荷】箸専門店箸久(はしきゅう)は天然素材の安全なお箸を通して健康を願い、和の心と感謝する心をお伝えしたいと考えています。箸専門店として修理や、普段使いから高級箸、お祝い・記念日・記念品・誕生日プレゼントにおすすめのお箸をご用意。www.hashikyu.com

さてさて、良い時間になったので宴を開始!!!最近鍋ばかりで飽きていたのと、直火で焼いたものを食べたかったので、マグロのカマとほっけの干物を用意(角上魚類で購入)!

コチラがほっけ。薪の直火でじっくりと焼いたからウンメェぞ~!!!遠赤外線で中にじんわりと火が通り、ふんわりとしつつ、香ばしい仕上がり!!!

コチラはボケてしまったけどマグロのカマ。コチラは肉厚なので、薪で時間をかけて焼く調理にピッタリ!塩で下味をつけただけなのにめちゃめちゃウマい!!!ちなみに、角上魚類でコレより大きいものと2個セットで350円であった(驚)!こんなうまいものを・・・だけど、自宅では魚グリルに入らないし調理しにくいから売れないのかな?ちなみにほっけ1尾のほうが高かった(380円)。

暖を取るのにさつま揚げ入の湯豆腐を用意。地味にじんわりと美味しい味わいであった!!!

今回直火で調理するにあたり、穴の両サイドに石をおいて、それをピコグリルのスピット(串)で渡し、その上にアミをおいて調理を行った。

魚系を満喫し、夜は更けていったのであった・・・ZZZ

翌朝、トイレの帰りに荒川に降りてみる。長瀞の風景を満喫。流れが弱いので、川の端の方は凍っていた。それほど穏やかな流れなのである。

違う角度。池のようにも見える。ちなみに撮影の角度でうまくごまかしているが、周辺には家や他のキャンプ場などの人工物も多い。

川の凍っているところ。冷たそうで触る気は起きない(汗)。

気温はマイナス6℃くらいだろうか?しかしさほど寒さは感じない。きっと風がないからであろう。

荒川の河川敷でススキなどを採取して、朝の着火の儀式を開始。火打金はもう一つ持っているハドソンベイのもの。ちなみにハドソンベイの火打金は品薄のようで、今はなかなか手にはいらない様子。価格も高騰している!!!特に昨日使ったもう一つのタイプが。

起こした火で炊飯開始。

今日のメニューは家に残っていた鶏肉とキャベツともやしの味噌炒め!見た目は二郎系(笑)!!!

あんなにモリモリしていたモヤシも痛(炒)め付けられて小さくなってしまったが、コチラが完成図。

東の空(ほぼ荒川の方向)から日が差してきたので、結露で濡れたエバカーゴ2のフライシートを日干しする。この時初めてウッドデッキに侵入することとなった。左にちょこっと見えるのは他のソロキャンパー。1時間半ほどで乾燥し、撤収をするのであった。ちなみにこのソロサイトにいた3人ともに10時に撤収していった・・・。予約タイミング、到着時刻、そして撤収時刻、見事に被ってしまった三人のソロキャンパーであった(汗)。だからこそ、お互いの理想も同じで、見事なトライアングルを形成し、静かに自分の時間を楽しむことができたのであろう!!!

さて、それでは今回のフォレストサンズ長瀞の個人的評価を。

■いいところ

このキャンプ場はなんと14日前からキャンセル料が発生する。なので、ソロサイトは直前に埋まっていく傾向があるような気がする。コレはHP上であと何枠残っているか表示されているからで、その状況を見つつ予約できるのは孤独ソロキャンパーとしてはウレシイ。なのでここに来るときは気まぐれ訪問となることであろう。

また利用人数が少なければ距離を取ることができ、お互いに自分の思う世界に没頭することができるのもウレシイ。今回まさにそのような条件となり、快適に過ごす事ができた。また利用料金はソロサイトらしい価格(2,500円)。ごみ処理費が当日更に徴収されたが、不満のある金額ではない。

そして何より現在とても少なくなった直火で焚き火を楽しむことができる稀有なキャンプ場であることが最大のメリットであろう。金額的にも気軽に来られて、直火を楽しめる。そして玉っ子(埼玉人の意)の私にとって近場のキャンプ場であり、気軽さという点で今後も利用価値のあるキャンプ場であったと思う。

■イマイチなところ

一言で言えばワイルド感に乏しい、全体的にこのキーワードが当てはまる。隣の宿泊施設の灯りや木のイルミネーションが夜も輝いているのはとても気になった。宿泊施設はどうしようもないだろうけど、イルミネーションは時間で消せるはず。そしてこのサイト上の木ではなくて良いはず!夕方この木の前で記念撮影するカップルがやってきたりと賑々して、ソロキャンパーの望まない環境となっていた。

そして時折やってくる通常サイトからの散歩訪問者のジロジロ感・・・(汗)。こちらのソロサイト側から通常テントサイトへトイレなどで訪問するので「来るな!」というのはワガママかもしれないけど、もう少し運営側にソロキャンパーの気持ちをわかってほしいなと思う。

ひな壇のサイトや樹木の徹底した掃除など、ワイルド感を消す方向に作っているのももったいない。どちらかというとオシャレ系ソロキャンパーや初心者ソロキャンパー向けなのかもしれない。ただ今回使用していたのは、バイクソロキャンパー、徒歩ソロキャンパー、そして私と、オシャレでも初心者でもない(ガチ系)キャンパーであった(汗)。

このサイトの正式名称は「ワイルドボア ブッシュクラフト ソロ専用サイト」という名前である。ワイルドボア、つまりイノシシである。イノシシはもっと鬱蒼とした木々に覆われた、人気のないワイルドな場所にいたいよな~。

■個人的反省点

今回は忘れ物もなく、特に問題のある感じではなかった。今回チャレンジした直火はあまり経験のあるものではなかったが、今より直火が容認されていた時代にチョコっとやっていたので、その経験を活かせたかもしれない。しかし穴を掘って火を起こしのパターンは初めてで、コレでどうやって調理すれば良いんだ???と、事前に何も考えていなかったので焦ったが、とっさに思いつきで石を集め、焼台を作ることができた。

そして久々にメイン料理を鍋ではないものにしたことで、直火の良さをさらに味わう事ができた。直火で焼いた魚たちは本当に美味かった!そして何より遠赤外線のパワーを再認識することとなった。

今回、敢えてあまり手を欠けず、自然に近い味のものを調理することとした。それは、以前花見ヶ原森林公園キャンプ場の回でご案内した「赤城豆腐」のご主人の話で出てきた「素材の味を活かす」という事。マグロのカマは塩のみ、ほっけの干物も基本塩のみ、湯ドーフも特に味付けなし。たかがお湯であっても味が違う。焚き火で沸かした湯は柔らかい感じがあり、焼酎のお湯割りもウマいことは確かなのだ。そして悪酔いしない気がする、気のせいかもだけど・・・。このシンプルさで、「焚き火の味」を存分に味わうことができた。

焚き火の味???食べ物ではないじゃないか!という疑問もあるかと思うが、焚き火は言ってみれば「天然の調味料」である。焦げが生み出す「ほろ苦さ」、そして煙が生み出す「薫り」と「旨味」、そしてそして遠赤外線が生み出す「旨味」と「柔らかさ」。自宅のガス台では味わえない調味料が4種も含まれているのだ!!!焚き火(薪の火)は昔の人が当たり前に調理などで使っていたもの。しかし世の中が便利になるに連れ、我々の食事から姿をけしてしまった調味料なのである。

今では便利さと引き換えに失ってしまった調味料。これを味わうためだけでも、キャンプに来て、焚き火をして、料理をする価値があると私は思う。だから私はキャンプであまりガスコンロやガソリンストーブを使わない。なぜなら、せっかく焚き火で調理できるのにもったいないから。そういう意味でも、直火で焚き火を楽しめるというだけでこのキャンプ場の価値は高いと思う(直火でも焚き火台でも味の差は無いかもだけど)!

※個人的な感想です。味わいには個人差があります。

さてさて、焚き火を熱く語った辺りで今回はおしまい。次は前から表明している埼玉県蓮田市にある我が家からかなり近いキャンプ場を訪問します。お楽しみに~!

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