(後半)爽やかな森に囲まれてソログルキャン!丸火自然公園キャンプ場

キャンプ

さてさて、後半スタート。サイトに戻り朝食の準備に入るところ。

7時前くらい、Eさんが起床しコーヒーを入れてくれるというのでいただくことに。コーヒーには美しい森が!

みんな起きてきたところで朝食の準備。5人分のご飯を炊くのはロスコの戦闘飯盒と中尾アルミのやっとこ鍋。

ロスコ 戦闘飯盒 2型 OD色Amazon(アマゾン)

アルミ 打出 ヤットコ鍋(目盛付)18cmAmazon(アマゾン)

ご飯が炊けるまでの間に、家で栽培したニラにバローで買ったもやしを追加したニラ玉をパエリアパンで作った!

そして今日の朝食のメインは私の手作りのインドカレー!カレーペースト状に仕込んで冷凍しておいたものを、これまたパエリアパンで仕上げていく。このペーストには具がない&味がついていない。

ご飯が炊きあがった!炊飯は慣れているのでおこげもできずうまく炊けた!ちなみに「はじめちょろちょろ中ぱっぱ・・・」というのを聞いたことがあるだろうか?この言葉の意味がわからないと全く炊飯の助けにならないので、ちょっとご紹介!

1,はじめちょろちょろ・・・浸透(10~20分)させておいたお米を最初は弱火でじっくり温度を上げる

2,中ぱっぱ・・・次第に火を強めて一気に沸騰させる

3,じゅうじゅう吹いたら火をひいて・・・沸騰したら火を弱火にする(12~15分くらい)

4,ひと握りのワラ燃やし・・・最後に釜の中に残った水分を飛ばすために火を一瞬強めるので、すぐ火が強くなりすぐ消えるワラを追加する(30秒くらい)

5,赤子泣いてもふた取るな・・・火を消し蒸らし始めたら蓋は何があっても開けてはいけない(15分程度)!

ということ(秒分数は私の感覚)。間違えがちなのが「3と4」を抜かして覚えてしまうことである。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」だけで・・・

1,はじめちょろちょろ・・・沸騰するまでは弱火

2,中ぱっぱ・・・沸騰後は強火←100%コゲる!

3,赤子泣いてもふた取るな・・・炊飯中は絶対ふた取るな

と勘違いしてしまっている人が意外といる。うまく炊飯できなかった方、先人の米炊きの歌を信じてもう一度トライしてみよう!

※上記は私が独自に解釈している部分なども含まれるので、正解というわけではありません。

さてさて、それではメインのカレーを仕上げていく。昨日の残りの野菜と豚カシラ肉の串焼き(串から外して)を追加する。そして塩などで味を整えて水分の調整を図り完成。さらにコクを出したければバターや生クリームを追加するが、私はあっさりが好きなので今回は追加しなかった。十分玉ねぎのコクと旨味、そしてスパイスの旨味があるし・・・朝食だしね。

先程のご飯に、カレーとさらにニラ玉を添えて完成!スパイスは一般的なカレー粉ではなく、私がコリアンダーやクローブなどを調合したもの。サラサラではなくボッテリと仕上げるのはカシミール地方のカレーをイメージしているからだ(濃厚なので材料費が高く、一般的にはこれを水で伸ばして安く食べるのが庶民的な食べ方らしい)。そんなカレーはみんなに好評であった。独特なカレーなので口に合わない、もしくはスパイスが苦手な人にはきつかったかもしれないので口にあったようで良かった。

食後は私がたまにやるたい焼き焼きを!こちらは冷凍のたい焼きを熾火でじっくり焼いていくというもの。これはあまり食に興味を示さないMくんが何故か率先して焼いてくれた・・・甘い物好きだからか(笑)。焦ってはいけないよ、遠火でじっくりパリパリかつ中がアツアツになるまで・・・15〜20分くらいじっくりと火を通した。そんなたい焼きは・・・パリパリこんがりと仕上がった!ニ◯レイの冷凍たい焼きとは思えない仕上がりに!コレで・・・アンコがうまけりゃ最高だな。

と楽しい朝食はあっという間に過ぎてしまい撤収タイムに。しかしチェックアウト後にもお楽しみが。この後は富士山の絶景スポットである『十里木高原展望台』に行く予定であった・・・が、あいにくの曇り空で恐らく富士山は見えないだろう。ということで昨日時間があれば散策しようと思っていたキャンプ場北側の森を散策することに。

十里木高原展望台|裾野市十里木高原から越前岳へのピストンルートのほか、山神社駐車場から黒岳を経由して越前岳に登り、十里木高原に下るルートは、多くの展望地に恵まれており特におすすめです。www.city.susono.shizuoka.jp

こちらがその森の入口(下のMAPのP1にクルマを停めてそこから冒険コースを進む)。キャンプ場で案内地図をもらってきたので、北側にある「溶岩洞窟」を目指すことに・・・しかしこの地図本当にあっているのだろうか???歩いている場所と地図が合わない気がする。

↑丸火自然公園HPから拝借。これと同じ紙ベースのMAPをいただいたのであった

まあなんとかなるもんさと迷いながらも方角を頭に入れてバーベキュー場の方へ歩いていく。あれ、間違えて万葉コースの方に来ちゃった!しかし点線で描かれた道で冒険コースに戻れそうなのでそちらへ向かう・・・すると突然謎の舗装道に出てきてしまった(汗)!ナニコレ?地図には舗装道らしきものは描かれていない(灰色が舗装道だよな?)・・・予想外の舗装道に全く地図がわからなくなる!・・・これは『迷いの森』だ。

そして現れた2つの謎の洞窟案内(汗)・・・ピクチャー洞窟にコウモリ洞窟???我々が目指しているのは地図にある『溶岩洞窟』なのに!もうワケがわからなくなってきたので・・・ピクチャー洞窟とコウモリ洞窟を目指すことに(笑)!

10分くらい歩いただろうか?現れたのはピクチャー洞窟らしき洞窟・・・なんか私たちのイメージの洞窟とは違うな(汗)。洞窟というよりも短い洞穴という感じ。

入るとすぐに反対側に。しかも天井には穴がありトンネル状になっていない(汗)。

そんな洞窟に勇猛な探検家たちは果敢に挑むのであった・・・命も顧みず・・・と、目的を達成したのかも良く分からなかったがこれにて戻ることに。しかし・・・相変わらず地図は頼りなくどこがどの道がわからない(汗)。もしこのピクチャー洞窟が溶岩洞窟としても、もう一つのコウモリ洞窟は???(汗)。『迷いの森』というよりも、地図のせいで迷っている気がする(笑)。

その後地図を見ることをやめて森の中の案内を頼りに5分くらい歩くと「コウモリ洞窟」が。コチラは中に入れる雰囲気ではなかったので眺めるだけ。さて、どこが溶岩洞窟だったのか?おそらくピクチャー洞窟とコウモリ洞窟の2つを合わせた総称が「溶岩洞窟」ということなのであろう(にしてもこの2つは離れているのに地図では1か所を指している)。結局コウモリ洞窟は地図上でどこだったのかよくわからなかった(汗)。

コチラがコウモリ洞窟。ピクチャー洞窟より狭く暗い。ピクチャー洞窟のように通り抜けることもできない。この洞窟たちは、富士山北側の山梨県側によく見られる「風穴」と同じような原理でできたものなのかもしれない。

その後我々は森の中にオレンジ色の実を見つけた。コレはなんだろう?調べてみると『モミジイチゴ』という果実らしい。しかも『美味』とのこと!コレは・・・あとで食べてみよう(笑)!

その後はやはり地図に名前のない「桜並木」の案内を元に歩いていく。森の中の案内は「ピクチャー洞窟」と「桜並木」しかないからだ(汗)。この桜並木はどこなのか・・・桜並木の謎を解け!?もうドラクエ状態(笑)!どこにあるのかもわからない桜並木は地図上でどこなのか?という謎を解くクエストに、旅人たちは挑むのであった・・・。

すると突然先程の舗装道に戻ってきた!この舗装道が下の地図の現在地から北に伸びる茶色の太い点々とすると(茶色いから山道かと思っていた/他の茶色の点線は山道)・・・おそらく我々が駐車した場所につながっているはずでは?と舗装道を南に歩きはじめる。と・・・なんとその道の両サイドに桜の木があるでは無いか!地図を見ると桜並木とは書いていないが、サクラの絵が(まばらに)描いてあった(桜の道クエスト終了)!

なんとか迷いの森(正式名称ではありません)を抜け出し駐車場に戻った我々は、モミジイチゴを食べてみることに。もちろん誰も食べたことはない・・・「せーの!」でみんなで同時に食べる事に。食べた感想は・・・ほんのり甘みがあるけど結構遠くに感じる程度、優しい味わいという感じかな?しかし昔の人達には貴重な甘みを感じる森のオヤツだったのかもしれない。

モミジイチゴ/もみじいちご/紅葉苺【画像】中部地方以北の本州に分布するバラ科キイチゴ属の落葉低木。山野の林縁などで普通に見られる木だが、6月頃に熟す果実は甘味があっておいしく、人気がある。「キイチゴ」とは、全国に約70種類あるキイチゴ属の低木及び・・・www.uekipedia.jp

さて、一同は反省会も兼ねて近くのカフェに行くことに。十里木エリアの別荘地にあったコチラをセレクト。

Nature Cafe(御殿場/裾野 軽食・その他グルメ軽食・その他グルメ/十里木2丁目駅 徒歩2分/平均予算 ディナー:5000円 ランチ:2000円hitosara.com

とてもオシャレな食事を富士山が見える(晴れていれば)ウッドデッキでいただく。森の中からリスがやってきてエサを食べていたのはとてもカワイかった(笑)!

と、2度目のソログルキャンは終了!今回も楽しかった〜!それでは最後にまとめを。

■良いところ

あまり整備されていない爽やかな森の中で自然を満喫できる。ぱっと見人工的なものはほとんど目に入らず、自然そのままの森の中でキャンプしているかのような雰囲気である。しかし適度に整備されているのか、サイト内には雑草が生い茂ったりしている感じもない、なんとも絶妙なバランスである。

そして利用料金が安い!1サイトなんと1,000円!私がよく行くサンアメニティ北本キャンプフィールド並みである。大型テントは無理であるが、それなりの広さはあり、かつ仲良しサイトでなければ回りとの距離もそれなりに取れる。これはいいところを見つけてしまった!この利用料のお陰で今回5人で利用しあれだけ食べたりしても一人4,400円であった。キャンプ場利用料は4,000円(4サイト使用)、一人あたり800円であった。

そしてとても静かな環境なのもすばらしい。朝は高原で鳥のさえずる声で目覚めることができる。利用者もソロキャンパーか二人程度くらいが多く、うるさくしてしまう可能性が高いのはこちらの方、私達が気を使う必要があった。

■イマイチなところ

個人的にはキャンプ場内にある天然薪を使えないことが物足りなかった。富士市の条例でキャンプ場内の採取(落ちている木だけではなく、石や草木など)は禁止とのこと。我が家の近くの公園で天然薪拾いをしてきたのであった。それでは少し心細かったので、近所の薪屋さんで1束500円の広葉樹薪を2個購入した持参したが、量はちょうど良かった。

まあ上記は市の条例で仕方なく、自分で拾ったものを持ち込めば天然薪を使えるので、普段から近所で薪拾いをしている私にとってそこまでの不満ポイントではない(持ってくるのが面倒なだけ)。

トイレは昭和感のあるものではあるが、汚さは感じず気持ちよく使うことができた。ただ夜は真っ暗闇の森のサイトのため、深夜にトイレに行くのは少し怖さがある(森の中というよりもトイレの雰囲気が)。

■個人的反省点

今回は時に失敗はなかったかなと思う。ちょっと食べ物が欲張りすぎて多くなってしまったが、我々が行動するときはいつもそうなりがちなのでまあこれは良しとしよう。

前回のソログルキャンで失敗したレイアウトについても、今回はしっかりと考えたので、みんなでご飯を作りながら楽しい時間を共有することもできた。なので大きな問題点はなかった。

ただ、今回も準備から食事のメニュー考案と準備と私がほぼやった。次回は他のメンバーにもよりキャンプの楽しさを味わってもらいたいので、一人一品づつ考えて用意(または現地近くのスーパーで購入)しようと提案をした。

みんなで食べる食事を考えるというのは難しいものである。もちろん料理の得意不得意はあるが、それよりも大事なのは「食べる人に対する優しさ」の方が重要である。どういうことかというと、自分で食べるものであればマズかろうと問題はないし、自分の好みのものを揃えればいいだけなのである。しかし、みんなに食べてもらうとなるとそうはいかない。自分の好みは置いておいて、食べる人の気持になって料理を考えなければならないからだ。自分本位の料理というものは、人には美味しく感じないものである。

だから人のために料理するということは、食べる人のことを第一に考えて、どうすれば喜んでもらえるかと考えなければならないものなのだ。つまり優しさが無いと難しいということになるのだ。

私は以前仕事で多くの料理人と話す機会があったが、そこで感じたのはみんな優しい人ばかりであったということだ。食べる人に対する優しさを持って、その期待に答えるために自分自身に厳しい人ばかり。そしてさらには食材に対しても優しさがあった。この食材の魅力を引き出してあげるためにはどうすればいいのかを、真剣に考える必要があるからだ。悪い食材というものは無く、腕と優しさの無い料理人がまずさを生み出すのだ(と思う)。

好き嫌いという概念も近いものがある。食材に対する優しさが無いとその美味しさに中々気付けないのだ。一般的に流通している食材に関してはそのもの自体のクオリティの差はあれど、まずいものというものはあまりない。その食材のもつ個性が自分に合わないだけで「まずい」としてしまうのだ。

食材は子どもの頃からの慣れがおとなになっても大きく影響する。個性のある食材はおとなになってからでは抵抗があり、なかなか受け入れられない。そのタブーをぶち破って魅力に気づくまでトライするのは・・・相当な努力が必要だ。そこまでやるのは食材に対する『愛』がないと難しいだろう。料理は愛情!・・・どこかで聞いたことのある響きだが、この言葉は本当である!!!

・・・と、話は逸れたが個々でみんなのために考えた料理が集まるというのは楽しいことであろう!料理にはその人自身が見えてくる。そしてそれもキャンプの楽しさであり、そこに気づいてもらえればみんなのキャンプ熱も上がることであろう!

さて、このへんで今回の丸火自然公園キャンプ場のリポートはおしまい。次回は夏が本格化する前に、近場のキャンプ場へ!ではまた~。

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