★キャンプ飯レシピ 炊飯

キャンプの直火で炊いたごはんは、家の電気炊飯器とは別格のうまさ!ぜひマスターしてごはんの美味しいキャンプを楽しみましょう!!!ポイントはやはりたき火の火加減。この微妙な火加減の調整が、焦がさず炊き上げるコツ。しかし、簡単にマスターできるものでは無いのも事実。何度も失敗して美味しいご飯を炊く技を身につけましょう。
■材料
・米(キャンプだと無洗米が便利ですが、味に拘るなら普通の米)・・・1合(180ccカップ1)
・水・・・220cc
■作り方

1,鍋にお米(普通の米なら研いだもの)を入れ、水を加える
2,10~15分くらい置いて給水させる

3,たき火を起こして炎が出ている状態にしておく

4,たき火の上にゴトクを置きはじめは弱い火にあてて、ゆっくりと加熱する

5,鍋の温度が高くなってきたら火を強め一気に沸騰させる

6,沸騰したら吹きこぼれないうちに火を弱め(チョロチョロ鍋底に日が当たる程度)、12分程度その状態をキープできるようにたき火を調整する

7,12分程度経ったらススキやワラ、枯れ葉など一気に燃えるものを投入し、10秒~20秒程度一気に加熱し火から下ろす

8,火元からおろして15分程度蒸らす(冬は一気に冷えてしまうのでたき火の上で火の当たらない隅っこなどに置くと良い)

★ポイント
『はじめちょろちょろ中ぱっぱ、じゅうじゅう吹いたら火をひいて、ひと握りのワラ燃やし、赤子泣いてもふた取るな』という言葉を聞いたことがあるだろうか?上記はその言葉通りにご飯を炊いたものだ。上の作り方にこの言葉をはめると
・はじめちょろちょろ→4
・中ぱっぱ→5
・じゅうじゅう吹いたら火をひいて→6、
・ひと握りのワラ燃やし→7
・赤子泣いてもふた取るな→8
ということになる。気をつけなければいけないのが「じゅうじゅう・・・」のくだりと「ひと握りの・・・」くだりを抜いて覚えてしまっている人が意外と多いことだ。そこを抜いてしまうと
・はじめちょろちょろ→沸騰するまで弱火
・中ぱっぱ→沸騰したら強火
・赤子泣いても蓋取るな→蓋を絶対に開けない
となってしまう。この炊き方だと、確実に中ぱっぱの時点で米は黒コゲになってしまうことであろう。沸騰するまで弱火でも問題は無いが、沸騰後は絶対に無理だ。また、最後の「赤子泣いても・・・」の『蓋取るな』は蒸らし始めたらということで、その前はチェックのために少しくらい開けても問題は無い。
『はじめ~』の言葉をタイミングとともに覚えれば、美味しいご飯を炊くヒントになるであろう。そしてここでも難しいのは火加減。炊飯には『弱火→強火→極弱火→強火』という火加減が必要となる。特に沸騰後の弱火は言葉では伝えにくく、自分で掴んでいくしか無い。ガス台であれば超小さな弱火ということになるのだが、この炎を出し続けるのは結構難しい。ただ、赤い炎はガスの青い炎に比べると温度が低いので、感覚的にはガスよりも火にあたっている感じとなる。ガスであれば弱火~弱中火という感じだろうか?
なんともうまく伝えられないのが心苦しいのだが、こういうテクニックを身につける最善の方法は回数をこなすこと。一度失敗しても諦めずに、何がだめだったのかを検証し、次に何を変えるべきかを考えて挑めば、遠くない未来に米炊き名人になれることは間違いない!
●私の炊飯ギア
・おぎのやの釜飯の釜


言わずとしれた横川の釜飯。群馬県安中市のキャンプ場「八風平キャンプ場」の帰り道に普通の釜飯ではなく「牛めし」を購入したときの釜。黒い色に惹かれ、奮発して牛めしを購入したのであった。さすがは釜飯の釜、ご飯が美味しく炊ける!

・ロスコ 戦闘飯盒2型


自衛隊で使用していた戦闘飯盒2号を忠実に復刻したロスコの飯盒。中が見えないので沸騰しているかがわかりくく、これで炊飯するのはかなり難しめ。初心者は避けたほうがいいかも。また、上段を使って蒸らしでの炊飯も可能だが、あまり美味しくは無い(自分で作ってみての個人的感想)
・エバニュー チタンマグポット500

荷物をコンパクトにしたい時に登場するのがこのポット。0.5合くらいを炊くのに適している。1合だと多すぎてうまくたけない。薄く温度が下がりやすいので、蒸らしは焚き火台の上、または近くで行ったほうが良い。
エバニュー(EVERNEW) Ti Mug pot 500 ECA537Amazon(アマゾン)
・ベルモント チタンシェラカップ


こちらもコンパクトなチタンシェラカップ。こちらも温度が下がりやすいので、注意が必要。
belmont(ベルモント) チタンシェラカップフカガタ480フォールド アウトドアコップ (bm427) 選択 在庫Amazon(アマゾン)
・中尾アルミ やっとこ鍋


こちらは大きさがあるので、ギリギリ2合は炊ける。厚みがあるので保温性があり、ふっくら炊ける。やっとこ鍋なので柄がなく、取り扱いにはコツが必要(やっとこを使わないのであれば)。家庭の鍋とほぼ同じ。
アルミ 打出 ヤットコ鍋(目盛付)18cmAmazon(アマゾン)
基本鍋と蓋があれば、どんなものでも炊飯は可能。ただ、その鍋ごとに個性があるので、それぞれの炊き方のコツを覚える必要がある。
※ここに登場するレシピは、私が個人的にキャンプを楽しむために考えたものです。一般的な調理方法とは違う点や独自アレンジがあったりするので、ご了承ください。また、個人的な好みで味を調整している事もご了承ください。
コメント