(後半)雨に癒やされたくて!キャンプベース安中榛名

キャンプ

さてさて、キャンプベース安中榛名の後半です。

フルーツサンドでお腹いっぱいになったところで、新グッズ、こちらの革で作った箸入れをご紹介!以前ご紹介した事のある、群馬県の箸久で購入した携帯箸を入れるように私がハンドメイドしたもの!前に知人にもらったサドルレザーにアメリカの1ドルコインのコンチョをくっつけたもの。

これを作るきっかけとなったのが、箸久の携帯箸の前に使っていたベルモントの携帯箸。キャンプでお役御免になったベルモント箸は、仕事のお弁当用にカバンの中に入れておいたところ、ケースが布製のせいで箸の先がボロボロに折れてしまった(涙)!ナイフで削ってなんとか使えるようにしたものの、短くなってしまった&塗装が先端のみ剥がれてしまった!このようなことが箸久の携帯箸にも起こる可能性があるのでは!と危機感を持ち(高いので(汗))、厚いサドルレザー製のケースなら大丈夫だろうと制作したもの。

中はこんなかんじ。厚さ2~3mmあるサドルレザーなので硬さがかなりあり、ちょっとの衝撃では曲がったりはしないので、この中であれば箸が折れる心配は無い・・・と思う(汗)。本当はカチッとハマるホックをつけたかったけど、手元になかったので革紐で縛る式に仕上げました。作るのは少し面倒だけど唯一無二のギアは愛着湧くので、できそうなものはハンドメイドする私であった(コンチョは買ったけど)。

さて、今宵の宴の時間がやってきましたぞ!本日のメニューは自分で刺したやきとり!まずは軟骨からスタート!コリコリ食感でウマい!塩でシンプルに焼きます。やっぱり直火で焼くと旨さが違うな~!

続いて鶏皮。鶏皮は2種のパターンを用意、オーソドックスなボイルしたものを串打ちしたもの(画像奥)と、生の皮を串にぐるぐる巻きして博多風にしたもの(画像中央)。博多風は本当はもっと手の込んだものらしいけど、なんとなくで!

こいつを手作りのタレに付けながらじっくりと焼く・・・。タレは昆布だしをベースに砂糖とみりん、醤油で煮詰めたもの。意外とそれらしい味に仕上がっていた!煮た皮は油も落ちていてさっぱりなのでタレを3度付けくらいで、ぐるぐる巻きは油を落とすように時間をかけて弱火でじっくりと焼き仕上げにタレを付けながら焼いたら美味かった!・・・と、この辺で雨の竹林から突如獣が出現!野犬だ!・・・と思ったらなんと狐であった!すぐいなくなってしまい画像には収められず!

その後匂いにつられてまた来るかと少し警戒しつつも焼き焼きタイムを継続。次は野菜たち。今宵の野菜たちはプチトマト串(画像手前)とブラウンマッシュルーム(画像奥)。トマトは焼き目をつけほんのり温まったぐらいで食すと、甘さが引き立ちウマい!焼きすぎると液体化して熱すぎて食べられない!マッシュルームは縮まない程度に焼き目をつけて、程よく水が出たくらいがベスト!この他ピーマンも食べた。ちなみにセンターにあるのはメインの鶏もも肉。こちらもタレで食べたけど、色々ありすぎて1本しか食べられず、3本は持ち帰りに(汗)。

色々の一つがコチラ、しげたで買ったグラタンなんと168円!しかもしげた手作り!

下から焚き火を当てて、上からはフライパンディッシュをふたするように載せ、その上に熾火状態の薪を載せて加熱。上下からの火でオーブンで仕上げたかのような仕上がりに!こんがりと美味かった!サイズ感が小さめで、メインになりすぎずちょうどよかった!と、肌寒い雨の中の宴は、雨の音をBGMにしながら温かいお茶割りを供に夜更けまで続くのであった・・・(22時前には寝てたけど)。

タキビズム フライパンディッシュ 小 UPI キャンプ用Amazon(アマゾン)4,500円

翌朝6時過起床!夜は雨音を子守唄にぐっすり快眠!VB-200は2人用なので横幅は十分にあり狭さを感じることはなかった。ただ天井が三角の頂点なので、意外と圧迫感を感じた。二人で寝れるけど狭いだろうな(汗)。いつものノースフェイスのエバカーゴ2も二人用だけど、天井にポールを2箇所に通して四角い天井の感じになっているので、底面の面積は殆ど変わりが無くてもVB-200のほうが狭さを感じる。とはいえエバカーゴ2は3.5kgあるので、軽さを考えればとても優秀なテントだ!

[THE NORTH FACE] エバカーゴ2 Evacargo 2 NV22105 NT テントAmazon(アマゾン)26,510〜39,300円

雨の中朝食の準備を開始!タープを大きいものにしておいたので薪も濡れず即火が点いて良かった!メニューは昨日の残りの焼鳥のモモ肉を入れた味噌汁と、サケの切り身。

そしてもちろんご飯!焚き火で作るご飯は格別に美味しい!!!

インスタントコーンスープも加えて朝食の完成!

朝食を済ませて8時半頃。雨は一向に弱まる気配もなし。これは雨の中撤収確定だな~。

真ん中を低くすると排水は良いけど、真ん中だけに自分の近くに雨が落ちてくるのがデメリット。Aフレームで張ったほうがもっと濡れなかったかもな~。

雨の中カッパを着て撤収作業を行い11時頃終了。雨はガンガンに振っている。このキャンプ場のチェックアウトは12時と遅め。のんびり撤収できるのでウレシイ!こっちのメインのサイトはグチャグチャだな~。これは竹林サイトを選んでよかった!ちなみに雨のせいでキャンセルが多く、5組しかいなかったとのこと。たしかにこっちの路面状況を見ると、いくら雨のキャンプが好きな私でも二の足を踏むかも(汗)。水たまりになってなければいいけどね。

というところで今回の安中榛名ベースでした。ではいつもの個人的評価を。

■いいところ

ソロ専用キャンプ場というニッチなニーズに答えてくれる素晴らしいキャンプ場。でも、ソロ専用でも個々のサイトが狭くはなく、2~3人でも利用できそうな広さも兼ね備えている。何よりもソロキャンパーの気持ちを理解してくれているのがウレシイ。ソロキャンパーは一人になりたい人が多く、壁を作ってプライベート感を出してくれているのが素晴らしい。そして整備されすぎず、どこか手作り感を感じる雰囲気もいい。ソロキャンプ好きの人が、自分の力でできる範囲で作ったキャンプ場という感じがなんとも言えない雰囲気を作っている。

私の利用した竹林サイトは独立した立地な上に竹に囲まれ更にプライベート感が高い。先述のようにもう一人入ってしまうと、プライベート感が高い空間だけにものすごく気を使う空間になってしまいそうなので注意が必要!私は・・・次も2つ予約入れて独占するな、絶対。ただ地面は根っこや切り株でデコボコ、さらに傾斜もあり平らではない。いかに過ごしやすい場所を見つけるかも重要だ。しかしこれもあまり手入れされすぎていないお陰で、ワイルド感あふるるキャンプを楽しむ事ができる。

しかもこのキャンプ場唯一の眺望がある場所というのも得点が高い。ちなみにお値段は一般サイトが2,500円/1人に対し、竹林サイトはクルマが入れず一人分のスペースとしては少し狭いせいか2,000円/1人である。2人分独占しても4,000円なら、まあいっかと妥協できるプライベート感である!ここまでプライベートになれるキャンプ場はなかなか無いので、私のお気に入りに確実にランクインした!

しかも群馬県といっても安中、さほど山奥でもなく玉っ子(埼玉人)の私でも意外と気軽に来れる。交通費浮いたぶん2サイト独占と思えば全然満足である!

■イマイチなところ

私はデメリットに感じないけど、クルマの乗り入れ不可でサイトまでの道もあまり広くなく、大きな荷物を持っている人には使いにくいかもしれない。カートの用意があるけど、舗装されているわけでもなくボコボコだし狭いし、使っても運びにくそう。

またトイレ、水場までは遠い。100Mくらいは離れているかと思う。夜中にトイレ行きたくなったらちょっと面倒な距離である(行ったけど)。

あと、2サイト独占しなかった場合にお隣さんがいた場合は、かなり気を使うことになるだろう。音は丸聞こえ、いびきも聞こえてくるであろう。ちなみに説明の看板には3組限定と書かれているが、現在は2組のよう。このスペースで3組は友人でないと無理!!!2人でも私は無理だけど。

また竹林なので、季節によってかなり蚊が多いことと予想される。私が訪問した3月はまだその季節ではなく快適であったが、それでも夜間に蛾のような虫が2~3匹ランタンに引き寄せられ訪問してきていた。また竹林&雨のせいなのか、ミミズのような細長いヌルヌルの虫が何匹か地中から出てきて訪問してきていた。虫嫌いの人は冬がおすすめ。

■個人的反省点

今回はテントを新調して初張りとなったが、VB-200は設置も簡単でかなりいい!雨に打たれることはなかったけど、素材がよく通気性があり、結露も発生せずシングルウォールであることを忘れる快適さであった。そして何より軽い!この軽さは素晴らしい!山岳テントとしては重いのかもしれないけど、キャンプ用としては超軽量の部類!それでいて山岳テントにありがちな明るお色使いではなく、落ち着いたオリーブグリーンで自然の中に溶け込む事ができる。

そしてパップテントという山岳テントにはあまりないスタイルで、これはソロキャンプ用に開発したのでは?と思ってしまう。キャンプ~気軽な登山レベルのものなのかもしれない。今までのエバカーゴ2はザックに入らなかったけど、これなら余裕!出入り口のファスナーの位置だけ不満だけど、その他は素晴らしいテントである!使っている人を見ないのでかぶりにくいだろうし!こんな良いテントを破格で買えたのはラッキーである!

今回竹林サイトということで、竹を使ってアレコレしてみようと考えていたものの、雨でそれらを実行することができなかったことが悔やまれる。主なイベントとしては、竹に日本酒を入れ焚き火で温めた「竹酒」、竹に穴を開けてその中にろうそくを入れる「竹あんどん」、竹で作る簡単な「テーブル」、竹を半分に割って敷き詰める「竹の床」、その他には・・・竹でご飯を炊く、お湯を沸かすなどなど・・・。結局今回実施したのはテントを支える事のみ。次回訪問時にはぜひチャレンジしたい!

このチャレンジできる環境というのが、私のキャンプの醍醐味である。今回はある意味、雨にチェレンジという事になった。雨のキャンプは特別感がある。どこか懐かしい感覚・・・そう、子どもの頃、秘密基地を作って雨に中過ごす感覚。当時は無理くり拾ってきたものを重ねていただけで、あっという間に浸水してしまった。仮に上からの浸水を防げても、足元はビショビショグチョグチョ・・・。でも、雨を防げているというだけでなんかワクワクしたものである。そして雨音を直に感じながら、そのひとときを過ごしたのだ。

今回タープという完璧な素材をベースとして雨にチャレンジしたので、負ける訳はない。工夫という意味では面白みにかけるかけるが、大人の秘密基地づくり、これこそ私のキャンプなんだろうなと思う。自分だけの空間を自分の手で生み出し、誰もいないところで煮炊きをして食べて、そして寝る。なんてこと無い毎日やっていることが、外でできるという特別感。これが秘密基地の楽しさ。そして私が人があまりいないところを求めるのは、この秘密基地感覚なんだろうと思う。

ちなみに私の新規購入したテントの名前は、BOKUNOKICHI(ボクノキチ)という。まさに基地なのである!私の秘密基地を偶然にもお買い得に購入できた巡り合せに運命を感じ、このテントを、そしてこの楽しむ感覚を忘れずにワクワクしながらキャンプを楽しんで行きたいと改めて思うキャンプであった!

さてさて、次回の訪問地はこのキャンプ場を上回る究極のプライベートキャンプ場を発見!またもや群馬県だけど、これはすごい場所を見つけてしまったかも!?次回のリポートもお楽しみに!ではでは~!!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました