さてさて、八風平キャンプ場の後半です。
焚き火を開始しま~す。今回少し薪を持参していたけど、ほとんど現地で調達の天然薪を使用!木の種類は知らないけどこの木は火持ちが良くて好き。うちの近くで拾った天然薪と同じ木・・・混じって見分けがつかない(汗)。木が密に詰まっている感じで固いから火持ちがよいのであろう(ブナ?樫?)。
その辺に転がっていた木の幹をテーブル代わりに。先日この周辺はオーナーが剪定したとのことで木々が沢山転がっている。まだ生木でとても重い!運ぶの大変だった(1Mくらいだけど)。
枝を地面に差して簡単なランタンスタンドを制作!右の白いのはイエローアタック入の袋。こんなケモノ対策や木々を使って簡単な(お粗末な)木工作業などをして前回フォレストピア七里の森での反省を活かす。
さてさて、日が暮れて参りました!お楽しみの時間到来!昼は軽めにしていたので、本格的な宴をスタート!
こちらはしげたで購入したキムチ。しげたお手製ではなく近所のお店で作ったもの(えりキムチって書いてあった)を仕入れた感じだったけど、2人くらい5個ほど買いだめしている人がいたので気になり購入したもの。お味は・・・予想以上にウマい!濃厚な旨味で酸味はほとんど無い。これは今までで一番美味しいキムチかも!?というレベル。パリパリ感と爽やかな甘さ、そしてコク。素晴らしいバランスのキムチだ!もちろん今夜だけで食べきれないので、お家でも楽しもう!!!
えりキムチの店 · 〒379-0115 群馬県安中市中宿62−6★★★★☆ · スーパーマーケットgoo.gl
こちらは新じゃがを焼いたもの。と言ってもホイルに包んで焚き火の中に入れて時々ひっくり返しただけ。こんな調理法でも遠赤外線のパワーはすごい!こちらもホクホクで美味かった。
その他は野菜メインに焼き焼きタイム。しげたで売っていた豚タンがメイン。こちらは少し硬かった(汗)。火炙りを楽しみながらいつしかケモノの恐怖を忘れ、一夜を楽しむのであった・・・ZZZ。
翌朝。何事もなく爽やかな朝を迎える。夜はクルマの音が少し少なくなったが、ある程度交通量はあった。中には爆音のヤツラもいた・・・。見えるのは昨日オーナーが「日の出はあそこから出てくるよ」と言っていた高岩。妙義山などこのあたりは岩っぽい地形の山が多い。
散歩がてら昨日からクルマが気になる道路に出て、サイトがどう見えるのかチェックしてみることに。
道路から少し(5Mくらい)林の中を入って見下ろすと・・・私のテントが見える!高低差15Mくらいかな?ここをイノシシが変え上がったということか?ちなみにその奥の崖の上にあるのはノーマルサイトのテント。私は野営サイトなので崖の下。・・・昨日上の人達が到着して女性が「見てみて~!川が見えるよ~!」とニコニコで川を覗き込み、私とバッチリ目があって気まずかった・・・(汗)。もちろんその後彼女が川を覗くことはなかった(汗汗)。
テントに戻り朝食準備開始。今日のメニューは鮭の切り身と冷凍庫に眠っていたたい焼き。Wの魚を焼くことに。
余った野菜を煮て、インスタントのポタージュスープを追加して野菜ポタージュスープに変身予定!
こちらが完成形。たい焼きは・・・食後にいただきました!お片付けをしてチェックアウト、帰り際にオーナーに「イノシシは来ましたか?」と声かけられたので「残念ながら来てくれませんでしたよ~」と話したところ、なんと昨夜ノーマルサイトの方でイノシシが現れたとのこと!追い払ったそうだが・・・結界の効果なのか私は会えず。
爽やかに晴れたGW後半の初日。みんな軽井沢方面へまっしぐらの中、私は逆に向かい帰ります。その途中高岩がよく見えたので撮影。登山もできるっぽい・・・上はやばそうだけど。
高岩(雄岩) · 〒379-0303 群馬県安中市★★★★★ · ハイキング コースgoo.gl
国道18号線に出ると反対車線は大渋滞(汗)。途中寄り道で釜飯で有名な荻野屋に。普通の釜飯ではなく、あまり見ない牛めしをセレクト!群馬県産の和牛を使用とのことでお値段も1500円!しかし、ノーマル釜飯も昔よりも値上がっていて1200円もしていた(汗)。と、文句を言いながら美味しくいただく・・・その最中、「この釜・・・キャンプで使えるのでは?」と考えてしまう(汗)。生活がキャンプに毒されていることを感じたところで、今回のリポートを終わりにします!
峠の釜めし本舗 おぎのや横川店 · 〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川297−1★★★★☆ · 土産物店goo.gl
それではいつもの個人的感想を。
■いいところ
キャンプ場はどちらかというとファミリー向けのサイトで、広く空が見えるサイトからさほど深くない林間サイトがあり、野営サイトは最近作ったものらしい。高速のインターから近くアクセスは良好。空が見えるサイトの方は道路から少し離れているので音はそんなに気にならないかも?
このキャンプ場自体は古いのかなとおもう。実際トイレはかなり古いものであった(汚くはなかったけど)。つまりはこのキャンプ場ができた頃は上信越道は無かったのではないだろうか?とても静かで雄大な自然を感じられるキャンプ場であったことだろう。野営サイトは小川のほとりのサイトで、ここまで川のそばに入れる場所はあまりないかもしれない。1段低い場所に川があることが多いが、ここは本当に川のほとりというかんじだ。
オーナーはビジネス的な受け答えの雰囲気はなくざっくばらんな感じだが、色々と教えてくれるしこちらの意向をくんでくれるのがうれしかった。
■イマイチなところ
先述のように施設自体は古い。汚いまではいかないので私は特に気にならなかった。ウオシュレットやら温水を求めると厳しいかもしれないけど。バンガローがいくつかあったが今は使われて無いようで、窓やドアが外され廃墟感がすこしある。しかしそんなに怖いほどではなかったけど。
やはり気になるのはクルマのロードノイズである。鉄道なら夜は静かだが高速出口から軽井沢という観光地に抜けるこの道は、特に観光シーズンだと夜もそれなりに走っている。野営感をとても感じるサイトだがこの一点が残念でならない。はっきり言ってこれ以外は素晴らしいキャンプ場、サイトである!安いし(1600円!)野生動物がいるほど自然があり、雰囲気も明るくいい場所である。耳栓を持ってくれば夜は快眠となったはず。
■個人的反省点
今回は忘れ物もなく、むしろ準備をしっかりと整えて挑む事ができた。中でも熊対策が!熊スプレー(意外と高い!)と忌避剤を持参し結局使用したのは忌避剤のみ。熊スプレーはお守りみたいなものかな?気持ち的にはイノシシに会いたかったけど、実際に遭遇したらパニックだろうな(汗)。やはり忌避剤効果のおかげで(?)会えなくてよかったのかも。
前回の反省を活かし、今回はブッシュクラフトらしい楽しみを味わうことができた!作ったのは忌避剤をぶら下げる棒やランタンを掛ける棒(ほとんど棒のままだけど)や木の幹のテーブルなど(これこそそのまんま)、これらがあるだけでグンと雰囲気が出てくる!もう一つの反省点であった昼の飲酒も今回は軽めにしたおかげで、眠くなることもなく先述のブッシュクラフトとは言えない作業をしたり、川の周辺を散策したりと時間と空間を有意義に過ごすことができた。
キャンプがマンネリ化してしまうとキャンプ場に楽しみに来ていることが作業になってしまう。ただテントを設置しているだけ、ただ外で過ごしているだけでダラダラと過ごしてしまう。それはそれで楽しみ方なのかもしれないけど、私のキャンプの楽しみ方は自然でグウタラすることでは無い。せっかくの環境を活かし、普段では味わえない時間を過ごす。それでなければわざわざ遠くまで交通費をかけてやってくる意味がないと思う。家のリビングで過ごすのと同じにしてしまうのであれば、家の方が楽しい。
今回は川を愛で、イノシシの走り抜けたという眼の前の山を散策したり、獣避け結界を張ったり、木工をしてみたりと、ここでしか味わえない楽しみを見つけ時間を有意義に過ごすことができたと思う。ついキャンプ慣れしてしまうと、新鮮さがなくなり周りにも興味を示すことなくなりがちで自分だけの世界に入ってしまう。だがキャンプでは私が自然の世界にお邪魔している側なのである。自分の世界ではなく自然の世界を感じ、楽しみ、感謝して、来る前よりも気持ちきれいにして帰るという過ごし方ができたかなと思う。
キャンプとは野営、陣営といった意味かと思う。つまりは仮の生活の場でホームグランドではない。我が家にしてはいけないのだ。今回の舞台の主はまさに厄介者扱いされていたイノシシなのである!彼らの土地に我々がお邪魔しているのだ。使わせてもらっていることに感謝し、後を濁さず帰る。これが借りている者の当然の行いなのである!自分のペースではなく自然のペースに合わせられるよう今後も気持ちを引き締めなければならな~い!!!
と、いつものように分けの分からない結論が出たところで今回のリポートはおしまい!次回は本来GWのメインイベントであった栃木のお気に入りのキャンプ場に再訪します!おたのしみに~!!!
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