(その1)【番外編】初の北アルプスへ挑戦!唐松岳

唐松岳

皆さんこんにちは。孤独ソロキャンパーです。今回は番外編として長野県白馬村にある唐松岳への登山をご報告!

基本キャンプブログなんだけど、ソロキャンプ道具の軽量化を図っていくうちに手を出してしまった登山用のギアたち。そこから登山をしたいという気持ちになり、かつ昨年旅行で訪れた長野県小谷村の栂池自然園を散策したことで、北アルプスの山の美しさとその壮大なスケールに魅了されてしまい、今年は八方池に行くと決めていたのであった。

地図を眺めると・・・ゴンドラ&リフトで標高1,800m超の八方池山荘まで行けてしまい、そこから1時間~1時間半ほどで八方池につくらしい。しかし、この道にはその続きがあるでは無いか!八方池より先は登山装備必須だが、唐松岳まで続く登山道の一部なのである。・・・私ごときでは唐松岳山頂までは無理かもしれないけど、せめて途中の丸山ケルンあたりまで行ければ高山らしい北アルプスの美しさを少しでも体感できるのでは!と思っていたのであった。

そんな時に、8月のお盆に訪問した宮田高原キャンプ場の管理人さんから「千畳敷カール~宝剣岳はロープウェイを使えば初心者でも行けるよ」という趣旨の話しを聞き、同じように途中までワープできる唐松岳も丸山ケルンまでとは言わずに登頂できるのでは?と勇気とチャレンジ精神をもらったのであった!

と・・・前置きが長くなったが白馬に到着!昨年は電車であったが今年はクルマで来てみた。調べるとクルマのほうが安かったからだ(二人の場合)!

こちらは白馬駅近くにあるスーパー「Aコープ」の駐車場から見た八方尾根。宮田村でお世話になったAコープ、白馬にもあるのだ(長野県各所にある)!山の中腹に見える建物はゴンドラの駅。そこから更にリフトを2回乗り継いで更にその上にある(雲に隠れているか)八方池山荘まで行く予定だ。明日の朝早く山荘を出て唐松岳に登頂し下山する計画である。ちなみに今回人生初の登山計画書を提出した。YAMAP(アプリ)で登山計画を作るとそのまま長野県に登山計画書としてオンライン申請できるのでとても楽であった!もちろん登山保険も加入!

店舗案内www.nagano-acoop.co.jp

YAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォームNo.1登山アプリYAMAP。オフラインの山中でも現在地を確認できる。最新のルート状況をはじめ、全国各地の登山情報を網羅。YAMAPであなたの登山はもっと楽しく、安全に。yamap.com

八方スキー場のゴンドラ乗り場へ!ここから登山は始まっているのだ!!!・・・自力では無いけど(汗)。

八方アルペンライン | 白馬八方尾根スキー場八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つからなる八方アルペンラインの総延長は3,445m。標高差1,060mを一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの第1ケルン・八方池山 […]www.happo-one.jp

ものの数分でこの景色!あっという間に異次元の世界に飛び立ってしまった!!!これは栂池自然園に行くゴンドラでも感じたけど・・・ズルいけど楽しいな~(笑)!

とワープした先がこちら(山荘より高い場所から白馬方面に見下ろしている)。手前左が八方池山荘、右がトイレ、そして奥に見えるのはリフト乗り場である。思ったよりも早く山荘に着いてしまったので、1時間くらい予習で登ってみることにした。周辺はすっかり雲の中になってきた!

白馬村営山小屋 白馬岳頂上宿舎・天狗山荘・八方池山荘 (一財)白馬村振興公社登山・山小屋の宿泊のご案内 Hakuba Mountain Hutyamagoya.hakubakousha.com

う~ん、雲だらけ。視界30mくらいという感じだ。30分くらい登り途中にあったベンチ(村営トイレ手前付近)で休憩していると、山の上の方から雷鳴が聞こえてくるではないか!・・・下山する人たちが早足に降りていく!これは・・・急いで戻ろう!と、ツレとその早足の流れにのり戻ることに(汗)!

なんとか雨には振られずに山荘に戻り部屋で一休みしていると・・・超豪雨となった!!!そしてその雨は3~4時間降り続いた。明日のルートがぬかるんでいなければいいけど・・・と思いながら気づけば少し寝てしまった!しかし・・・意外と暑いな(汗)。9月中旬だというのにこの日は白馬駅周辺でも30℃超の気温。ここでも気温は24℃位はあるのかな?日差しがあったせいか建物が熱され暑いのかも。ツレが窓を開けると・・・信じられないような涼しい風!雷雨が風を入れ替えたのであろう、まさに天然のクーラー!やはり外気温というより建物自体が暑いようだ。シャワーを浴びたりのんびりと夕食の時間まで過ごす。

気づけば夕食の時間、この山荘の夕食はバイキング。標高1,800m超の山荘なので食べ物にも限界がある中、頑張ってくれていると思う。冷凍食品などもあるけどここまで運ぶのは、リフトを使っているとはいえ大変な作業である。と、普段はあまり食べない唐揚げにも手を出した。というのもこの夜の一番人気メニューで、あっという間に無くなっていたからである。どこかで見たことある唐揚げだな・・・と思い食べたら理由がわかった!昔バイトしていた居酒屋の唐揚げと同じものであった(冷凍食品)!こんなところで再会するとは(笑)!ちなみに皿の右奥のきのこのマリネはとても美味しかった!

翌日は4時半ころに起床予定・・・が、夜中の2時過ぎに目が覚める。とても嫌な夢を見ていたのだ(汗)。するとなんとツレも起きているでは無いか??手招きするので行くと窓の外は満点の星!これは外で見てみよう、と山荘の外に出ることに。

外に出てツレが起きていた理由がわかった。なんと私が起きる前に金縛りにあっていたとのこと(汗)。しかも金縛りを解こうとお経を唱えると、もう一人の誰かが自分より少し早いタイミングで唱えていたという・・・リードするかのように。しかも足元には・・・子どものような感じの手が自分の靴下を脱がそうとしていたとのこと(汗)!コワァ~!!!(ちなみに靴下は履いていなかったらしい)

その同タイミングで私はとても嫌な夢を見ていた。小学校の同級生の女の子で誕生日が同じ子がいたのだが、その子に燃える紙を押し付けて髪を燃やすぞ!と脅している(なぜかは不明)。しかしその子はなんとその燃えた紙を私の手ごと引き寄せ、笑顔で自分の髪に火をつけ始めるのだ!!!燃えるその子の髪を必死に叩いて火を消している私、そして泣きながら「ごめんね、ごめんね」と謝っている。その子は「いいの、いいの」と笑顔で優しく微笑んでいる・・・そんな夢から目覚めたのであった。ちなみに現実ではその子とはそんなに仲良くもなく、中学校を卒業してからは見てもいない・・・(普段思い出すことも無かった)。

私がその夢のクライマックスにいる頃、ツレは金縛りから解けたようで、あまりの恐怖で私に向かい「起きて!」と念を送った・・・そしたらその直後私が起きたのでビックリしたとのこと!ツレが嫌な夢を見させて起こしたのかな(笑)!

そんな話しをしながらしばらく満点の星を眺めていると、ライトを付けた登山者が何人か山を登っていった。ご来光目当てだろうか?そんなことをしているうちにあたりはモヤに包まれ、星は一つも見えなくなってしまった・・・。

部屋に戻り少し寝て、5時に朝食をいただく。シンプルながら美味しくいただいた。昨晩は9時ころには同室の方々も寝ていたようだが(大型の2段ベットのような感じで個室になっていて、それぞれカーテンで仕切られている)、私は寝られず山荘の食堂にあった、さいとうたかおの「鬼平犯科帳」を読んで・・・気づけば23時位になっていた!しかしさほど寝不足感は無い。いつもと同じ就寝時間&起床時間くらいであったからかな?

鬼平犯科帳 1巻 (SPコミックス)Amazon(アマゾン)

荷物を整理し6時10分に山荘をあとにし、登山を始める。いざ唐松岳!!!

山荘の外はなんと人がいっぱい!まだリフトは動いていないが、おそらく早朝に黒菱平の駐車場までクルマでやって来て、ここに登ってきたのであろう。みんな朝食を取っている感じ。トイレやベンチがあるのでここが休憩スポットになっているようだ。

登り始めて15分くらい。あたりを包んでいた霧が少し晴れてきた、青空も見えている。これはいい天気になるかもしれないな!ちなみに今日の天気予報は午前は晴時々曇り、午後14時位からまた雨予報である。

太陽が登ってきた!大きな太陽だ!!!そしてなんと雲海がうっすら見えてきた!

見よこの雲海!!!サッとモヤが晴れて一面青空になり、眼下は雲海に!!!人生で2度目に見る雲海・・・。初めて見たのは埼玉県と長野県の県境を走る「中津川林道」の三国峠。クルマで通りすがりに一瞬見えた雲海なので、ゆっくりと眺めるのは初めてだ!初北アルプス挑戦を応援してくれているかのようだ!これはいい登山になりそうだ。

みんな雲海に気付き足を止めてる。そりゃ足を止めてしまうよな、この美しさは!しかし雲の下の白馬周辺のあたりは、ただの曇天なのであろう。この標高だから雲の上にいることになっているのだ!まさに天空の世界だ!

中々話が進まないのでこれで最後!ふわっとした雲でフカフカしていそう(笑)!乗れないのが残念!!!

雲海は名残惜しいが先に進む・・・村営トイレを超えて見えてきたのは第二ケルン。遭難死された方の父親がその慰霊と登山の目印のために立てたものらしい。我々が安全な登山道を歩くことができるのは、先人のおかげでもあるのだ。感謝して登らないといけない。

そしてしばらく岩ゴロゴロの道を登っていくと・・・見えてきたのは八方池、当初の目的地である!・・・しかし私の思い描いていたものよりは小さいかな(汗)。私はパンフレット等の写真を見て、その後ろにある雲海のあたりにドデ~ンとある感じだと思っていた(汗)。北アルプスの山々の前のど~んと水をたたえる池・・・写真って撮り方でイメージがだいぶ変わるものだからな~。

八方尾根研究路ガイド/白馬観光開発株式会社白馬八方尾根・栂池高原・白馬岩岳リフト・ゴンドラ・ハイキング・トレッキング・高山植物情報。お得な前売り券・チケット販売/八方尾根自然研究路・白馬岩岳ゆり園&マウンテンビュー・栂池自然園www.nsd-hakuba.jp

(その2へ続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました